ドミノ役のスタント女性が死亡
俳優のライアン・レイノルズがマーベルの異色ヒーローを演じ、予想外のヒットを記録した映画『デッドプール』。
その続編として撮影が進められていた『デッドプール2』のロケ現場でバイク事故が発生し、スタントマンの1人が亡くなった。
事故が起きたのは現地時間8月14日(月曜日)の朝。米メディアの報道によると、亡くなったのは同作で女優のザジ・ビーツが演じるドミノ役のスタントを務めていた女性だったという。
女性が乗ったバイクは、バンクーバー市内にあるオフィスビル、ショウ・タワーに激突。1階のガラスを突き破った。女性は駆けつけた救急隊員により病院には運ばれたものの息を引き取ったという。
事故発生当時、通勤途中だった目撃者の女性は「バイクは完全に制御不能のように見えました。宙を舞うかのようにそのままビルに突っ込んで行きました」とその時の様子を語っている。
主演のライアンが声明を発表
事故から数時間後、女性の死を受け、主演のライアンがツイッターを通じて声明を発表。女性の冥福と彼女の家族へのお悔やみの言葉を述べた。
「今日私たちは『デッドプール』の撮影中にクルーの1人を亡くすという悲劇に見舞われました。私たちの心は打ち砕かれ、ショックに打ちのめされています。しかし、彼女の愛する人や家族が今この瞬間経験している深い悲しみや説明のしようがない痛みは、比べものにならないほどのものだということを理解しています。家族のみなさんと彼女がこの世界でふれあったすべての人々に全身全霊を注ぎます」
同作の米公開は2018年の6月を予定しているが、今のところ制作の遅延などに関する情報は出ていない。