18歳にして社会に向けて強い意見を持つデイヤ
先日、サマソニ2017に出演するため来日したアメリカ出身の人気シンガーのデイヤ。彼女は現在18歳にもかかわらず、フェミニズムについてや強い女性を主張する楽曲を多く制作している。
社会に向けたメッセージ性の強い楽曲にこだわる彼女のルーツを、フロントロウ編集部がインタビュー。
「インスピレーションは家族から受けることが多いかな」と語るデイヤは、「4姉妹で男兄弟がいなかったから、子供の時から社会の中で女性として、どうあるべきなのか考えることが多かった」と、幼少期から女性の権利について考えることが多かったと明かした。
さらに両親が共働きで、母親が働いている後ろ姿を見ていたデイヤは、職場環境やライフスタイルにおける女性の平等について、自然に関心を持つようになったという。
「世界にはまだ女性の不平等が存在するし、アメリカにも未だに性別による不平等な部分が残っている。長い歴史の中で、男女の不平等はずいぶんなくなってきたけど、まだまだやるべきことがあると思う」
18歳にしてはっきりとした意志で、世の中を良くしていきたいという思いを伝えてくれたデイヤ。
尊敬するアーティストは?
家族からインスピレーションを受けるというデイヤだけれど、シンガーとして尊敬する人がいるか聞いたところ、デイヤは2人のアーティストを尊敬していると語ってくれた。
「シーアは自分のポリシーを変えることなく、意志をしっかり持っている所がすごいと思う。自身のイメージをしっかりコントロールしているところは本当に尊敬している」
「あとは、レディー・ガガも素敵。彼女の好きなところの1つは、女性のために、LGBTのために、立ち向かっていること。そういう女性が業界にいて、彼女たちの背中を見て成長できることは、刺激を受けるし啓発される」
女性として強い意志を持つアーティストについて語るデイヤの瞳には、自身のキャリアだけではなく、世の中を良くしたいという強い気持ちが写されていた。
そんなデイヤの今後の活躍に、さらなる期待がふくらむインタビューだった。