ガガを苦しめるレイプ被害の過去
先日、カナダのトロント国際映画祭で上映された、自身のドキュメンタリー映画『ガガ:ファイブ・フット・ツー』の記者会見で無期限の活動休止を発表した、人気シンガーのレディー・ガガ。
現在、ワールドツアーの真っ只中のガガだが、以前から「慢性的な体の痛み」を抱えており、同映画ではそんな彼女がその痛みに耐えながら音楽活動を継続させる姿が描かれている。
実はこの「慢性的な痛み」の原因のひとつとされているのが、過去のレイプ被害。
知っている人もいると思うが、まだ19歳だった頃に、20歳以上年上の男性プロデューサーから日常的にレイプされていたことを、ガガは2014年に出演したラジオ番組で公表している。
「レイプされた直後より、4〜5年経ってからのほうが悩まされたわ。レイプされたことで私は打ちのめされ、トラウマになっていた。だからそこから抜け出すために、私は前に進み続けることにしたの」
ラジオ番組でこう語ったガガは、「レイプされたことを認めたくなかった」という想いと、世間に知られる恐怖から被害を訴えることができず、泣き寝入りしたことも明かした。
そんな彼女は、現在に至るまでレイプ被害のPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しめられていることをいくつかのインタヴューで語っており、昨年、英王室のウィリアム王子と対談した際にも、「とても幸せなはずなのに、朝起きるとひどく疲れてとても悲しい気持ちになることがある」と、今でも精神的な痛みを抱えていることを告白した。
ちなみに、今回の記者会見で「しばらく休養する」と宣言したガガだが、創作活動については続けていくそうで、休養はあくまでも次のステップに進むためのものであることを明白にした。