ファンへのDMを公開
全米ティーンの間で話題沸騰中のディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント2』に出演している女優のダヴ・キャメロンが、うつや不安に悩んでいるというあるファンを勇気づけるため、インスタグラムのダイレクトメッセージ(以下DM)を通じてアドバイスを送った。
ダヴは、「最初はある1人のファンのために書いたけど、もしかしたら、ほかのみんなの助けにもなれるんじゃないかと思って」と、自身が書いたDM画面のスクリーンショットを公開。
そこには、こんな内容が書かれている。
私が悲しいときにすること:
泣くことはいつも助けになるわ。ストレスホルモンを発散してくれるからね。医学的にも良いのよ。
それから、すべての電子機器の電源をオフにする。SNSは禁止。
靴を脱いで、メイクを落として、着心地の良いゆったりとした洋服に着替える(やわらかい素材のものがおすすめ)。そして、美味しいものを食べる。
鏡を見ない。
カフェイン入りの飲み物は飲まない。眠れるだけ寝る。
自然光を浴びる。太陽の光はあなたを癒してくれるはずよ。
そして、誰かと話をする。できるだけアイコンタクトをしてね。
悲しみの大半は孤独が原因なの。私たち社会はお互いがどんなに孤立してしまっているかっていうことに気づいてない。
孤独になるとうつや不安に襲われるし、最終的には一生孤独になってしまうこともあるわ。
みんながそれぞれ同じような体験をしているから、なかなか気づけないよね!
つまらないように聞こえるかもしれないけど、家族や友だちでもいいから、とにかく人々と話をすること。そうすれば、時間が経つうちに自分の脳がペースを取り戻していくのに気がつくはずよ。
自身も不安症状に悩まされていることを告白していた
ダヴがこんなに親身になってアドバイスを送れるのは、彼女自身も長い間うつや不安障害の症状に悩まされてきたから。
過去のインタヴューで、ときにはダークな気分に陥ってしてしまうことがあると赤裸々に語ってきたダヴ。
米ニュースサイト、ジャスト・ジャレッドに対し、「ものすごく深い闇に飲まれるっていう感覚を私は知ってるわ。だからこそ、何が本当に大切かっていうことが分かる。それに関しては、ラッキーだったと思えるかな」と話しており、うつや不安による苦悩からたくさんのことを学び、気づきを見出したと、ポジティブにとらえていることを明かしていた。
「不安というものは、浮き沈みがあって、現れては消えるもの。だから1日中、その感情に囚われるんじゃなくて、前に進み続けることが大事なんだと思う」と話しているダヴ。
自分自身の悩みをさらけ出し、同じように苦しむファンたちの力になろうと手を差し伸べた彼女のアドバイスには、フォロワーたちから「あなたの言葉のおかげで1日を乗り切れそう」、「心に響いた」などのコメントが集まるとともに、15万件近くの「いいね」が寄せられている。