幼い頃いじめにあっていたという海外のある母親が娘に贈った「Don’t List(してはいけないことリスト)」に賛同の声が上がっている。

「してはいけないこと」リスト

 アメリカ・オレゴン州に暮らすママブロガーのトニ・ハマーが、もうすぐ幼稚園に通い始める5歳の娘リリーちゃんに向けてフェイスブックにある手紙を投稿。

 娘には「他人の目を気にしておどおどと生きるのではなく、自分らしく堂々とした女性に育ってほしい」という想いから書いた彼女の手紙は、知人から知人へと拡散され、やがて世界中の人々からの共感を得ることに。

画像: 「してはいけないこと」リスト

 小さい頃、よくからかわれたりいじめられたりしていたというトニが、娘に伝えたい「してはいけないこと」のリストを全訳。

私の娘へ
道で誰かにぶつかられたときは、謝ってはいけません。
「面倒をかけてごめんなさい」と言ってはいけません。あなたは「面倒」などではなく、思考と感情を持った尊敬に値する1人の人間です。
一緒にデートに出かけたくないと思う男性からの誘いを断るために、ウソの理由をでっちあげてはいけません。誰かに自分のことを説明する義務は無いのです。「結構です」のひと言で充分なはずなのです。
人前で何を食べるかについて考えすぎてはいけません。お腹が空いているなら、食べなさい。自分の食べたいものを食べなさい。ピザが食べたいと思うなら、人目を気にしてサラダを注文するのではなく、ピザを食べればいいのです。
誰かの好みに合わせて髪を長く伸ばすのはやめなさい。
ワンピースを着たくないなら、無理して着るのはやめなさい。
一緒に出かける人がいないからといって、家に籠りきりになってはいけません。自分自身を連れ出すのです。1人きりでも、自分自身のためにたくさんのことを経験するのです。
涙をこらえるのはやめなさい。泣きたいのは、何かを発散する必要があるから。泣くことは弱さの表れではなく、人間らしさの1つなのです。
誰かに「笑って」と言われたからといって笑顔を作るのはやめなさい。
自分のジョークに自分で笑ってしまうことを恥ずかしいと思ってはいけません。
礼儀正しくあるためだけに「イエス」と言ってはいけません。「ノー」と言うのです。これはあなたの人生なのだから。
自分の意見を隠すのはやめなさい。きちんと大きな声で自分の意見を主張するのです。あなたの意見は耳を傾けられるべきものなのです。
自分が自分という人間であることを謝ってはいけません。勇敢で、大胆で、美しく生きてください。堂々と「あなた」として生きるのです。

 子供への「してはいけないこと」のリストというと、躾のために「あれもダメ、これもダメ」と厳しいルールが並ぶものをイメージしがちだけれど、トニの手紙で挙げられているのは、あくまでも我が子には自分自身を大切にして伸び伸びと育って欲しいと願う、”生きるヒント”のようなものばかり。

 「感動して何度も読み返してしまった」、「もう大人だけどこのアドバイスは参考になった」、「若い頃の自分にこの内容を教えてあげたい」など、世間から感動と称賛の声が寄せられているトニの投稿は7万件以上の「いいね」を集め、現在も世界中に拡散されている。

This article is a sponsored article by
''.