ガル・ガドット主演でワーナー・ブラザースが配給した『ワンダーウーマン』の制作には、ブレット・ラトナーのプロダクション会社が関わっており、ブレットの会社は米国外の収益だけで400億円を超えた同作から大きな利益を得ている。
しかしブレットにセクハラ疑惑が持ち上がった今、ガルが続編への出演を拒んでいるとPage Sixが報じている。ガルはワーナー・ブラザースがブレットの権利を買い取り、彼を『ワンダーウーマン』から完全に追い出すことを求めているという。
ブレットに対しては、10月に女性がレイプされたことをSNSで明かしたのを筆頭に、11月にはLos Angeles Timesが6人の女性の証言と共にブレットの長年にわたるセクハラ・性的暴行を告発。女優のエレン・ペイジも、ブレットが監督を務めた映画『X-MEN: ファイナル ディシジョン』で受けたセクハラ被害を告白し、共演女優のアンナ・パキンが目撃者としてエレンの証言を支持した。
ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ騒動が起きたときに「一緒に立ち上がりましょう」と被害者を支持していたガルは、ブレットに対して最初の疑惑が出た時点で、彼に賞を授与するはずだったイベントへの出席をキャンセルしている。
ガルなしでは『ワンダーウーマン』続編の制作は不可能と言えるため、ワーナー・ブラザースは大きな決断に迫られている。