ショッピングカートに触るだけで「薬物中毒」に!? 米警察の驚きの発表に人々がパニックに陥るも、まさかの誤報だったことが判明。
警察が大失態
多くの人が触るショッピングカートが“不衛生”なことは周知の事実だが、そのショッピングカートに関して米アーカンソー州の地元警察が驚きの発表をした。
先日、同州にある警察署がフェイスブックで、フェンタニルといって鎮痛や麻酔に使われる強力な薬物が付着したショッピングカートのハンドルに触ると、健康に害を及ぼす危険があると発表。
しかも、このフェンタニルという薬物は触るだけで体内に吸収される恐れがあり、最悪の場合薬物中毒に陥り、呼吸困難や死に至る危険性もあるとして、ショッピングカートを使用する際には消毒剤でふくように注意を促した。
この投稿は瞬く間に拡散され、多くの人々をパニックに陥れることになったのだが…。
なんと、後に情報に誤りがあったことが発覚。米メディアSnopesによれば、フェンタニルは確かに危険な薬物ではあるが、触るだけで薬物を「過剰摂取」することはほぼ不可能であることを指摘。ほかの専門家の同様の見解を示した。
これを受けて、同州の警察署は問題のフェイスブックの投稿を削除。ほかの職員から伝え聞いた話を、事実確認をせずにSNSで投稿してしまったことを謝罪した。