「お金を払いすぎる」ことが問題?
ラジオ番組『ブレックファスト・クラブ・パワー105.1FM』に、ラッパーのサイハイ・ザ・プリンスが出演した際に、長年の友人であるカニエ・ウェストのある分野でのお金事情について暴露した。
カニエの楽曲でコラボした経験もあるサイハイは、楽曲制作中のカニエがあらゆる人に貢献費を払いすぎることが問題だと発言。
サイハイによると、ある時カニエが楽曲制作でアイディアを出し合っている会議の時に、レザーのジーンズを履いた男性がカニエのレコーディングルームにやってきたことがあり、それを見たカニエは、楽曲「ブラック・スキンヘッド」で、そのジーンズにインスピレーションを得た歌詞を書いた。
その男性はカニエの役に立ったことすら気が付かないまま、「貢献費」として報酬を得たのだそう。
そんなエピソードだけではなく、サイハイはカニエのこんな対応も明かした。
「カニエに水を届けた人でも、エンジニアでも、カメラマンでも…、彼から1つでも曲について質問されたら、レコードに名前が載るんだ。彼が曲について話し合っている部屋にいるだけで報酬がもらえる」
「みんなに報酬を与えるからもらえる金額も小さくなるんだけどね!」と言いながらも、サイハイはこうした気遣いができるカニエに感謝の意を示した。
ナルシストというイメージや、他のアーティストとの揉め事があった過去があるカニエだけに、問題児扱いされることが多いけれど、じつは部下を大切にする立派な上司だった。