ニューヨーク大学に通うサラ・テイラーには、生まれた時から顔の右頬に大きなシミがある。昔は、どうしても周りの人の反応を気にしてしまっていたという。
サラは、「いろいろな人に、このシミのことをすごく聞かれたけれど、最終的には同情的な目で見られちゃうのよ。『顔にあるのは何?』と聞かれるから、『生まれつきのものよ』って答えると、『ああ、そっかぁ…』って言われるの。それって、私の生まれつきのシミが醜いものみたいに感じてしまう」と話した。
遠回しに批判的な目で見られて、持って生まれたシミが恥ずかしいもののように扱われることに嫌気がさしていたという。そんなサラにある出会いが。
同じように生まれつきで特徴がある子と高校で仲良くなったサラ。その友人が周りの反応を全く気にせずにいる姿を見ているうちに、自分のシミも恥ずかしがるものではなく、称賛すべきものだと気付いた。
「周りの人がどう思っているかを気にしないようにしたら、もっと自分のことを好きになれた」とサラは話した。
現在サラのインスタグラムには、シミを隠すことなく堂々としたセルフィーなどがアップされている。サラは、SNSを使って同じ悩みを持つ人に勇気を与え、「欠点」ではなく個性として受け入れるようメッセージを届けている。