モデルのカーラ・デルヴィーニュが出演するCMの内容に非難の声が上がっている。
このCMの問題点とは?
来年3月公開の映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』で主演を務める女優兼モデルのカーラ・デルヴィーニュが出演する、有名ブランド「ジミー・チュー」のCMが「セクハラを美化している」と批判を浴びてしまった。
ジミー・チューの黒のブーツを履いたカーラが、自信満々に夜の街を闊歩する姿を映した同CM。
約2分間の映像のなかで、カーラが道行く男性から熱視線を注がれ、野次を飛ばされる場面がたびたび登場するのだが、そうした行為が「セクハラ」に当たるとの意見が出ている。
カーラに声をかけてきた男性らは一同に彼女が履いていた「靴」を褒めているので、熱視線の対象はその靴を履いていたカーラではなく、靴そのものという見方もできる。
ただし「キャットコール(Catcall)」といって、道行く女性に口笛を吹いて合図を送ったり、野次を飛ばしたりする行為は、昨今のセクハラ問題の波もあり、問題視されている行為のひとつ。CMの意図はなんであれ、それを美化したような内容が多くの人に疑問符を与えるかたちとなってしまった。