「体型批判」した出版社を痛烈批判
「この業界の厳しい現実に、がくぜんとすると共にがっかりしています」という強い口調ではじまるファッション業界批判をインスタグラムに投稿したのは、25歳のモデル、ニーナ・アグダル。
自身の体型を理由にお蔵入りしたという雑誌用の写真を公開したニーナは、こう不満を吐き出した。
この業界が求める「典型的なモデル体型」へのプレッシャーで不安障害に陥り、約1年間モデルの仕事から距離を置いた過去を持つ私は、自分の健康な体に誇りを持った25歳としてあの撮影に臨みました。
私は、時にはサンプルサイズ(サイズ0)を着られる時もあるし、Mサイズの時もあれば、Lサイズの時だってあります。ランウェイモデルのような体格ではなく、棒のように細かったことはありません。今の私は、体の曲線を愛することを学び、体と心の健康のためにジムで熱心に鍛えています。
(モデルという)クレイジーな道を歩みはじめた不健康で不十分な食生活をおくっていた16歳当時から、今の体型へと進化できたことを誇りに思っています。
この雑誌はニーナを起用したものの、彼女がサンプルサイズに入らなかったことと、オーディション写真と実際の姿にズレがあったことなどを理由にオファーを取り下げたという。
ニーナは雑誌側の主張を「完全なるウソ」と否定しており、体型批判に対しては、「私に興味がある人なら、私が一般的なモデル体型じゃないのを知っているでしょう」と一括している。
そして、体型を理由に自分を切った雑誌側にチクリとコメントした。
恥知らずな出版社の方へ、サイズに関係なく、正直に生きることの大切さを再確認させてくれてありがとう。ファッション業界に限らず、多くの人に影響を与える「体型批判」の問題を啓もうするために、今回、撮影した写真を公開することに決めました。多様な体型を称えて女性が団結するという目標のために、お互いにけなし合うのではなく、成長させていきましょう。
「ありがとう」という皮肉たっぷりなコメントと共に、今回のツラい体験を、ボディイメージについて話す機会へと変えたニーナ。
この投稿には、女性を中心に3,000件を超える称賛の声が殺到。
この大反響を受けて、ニーナは「ありがとう!コメントしてくれたみんなのために、全力で声をあげていきたいと思う」と、新しい投稿でメッセージを残した。