ユーチューバーの「在り方」が問われている
アメリカ人ユーチューバーのローガン・ポールが、日本の青木ヶ原樹海で発見した男性の遺体を動画投稿サイトのYouTubeにアップしたことで大炎上したことが記憶に新しいが、それ以降、日本だけでなく世界でもユーチューバーたちの「行き過ぎた行為」が問題視されるように。
そして今回、またある1人のユーチューバーが無礼なお願いをして批判の的となっている。
インスタグラムのフォロワー数約79,000人に加え、YouTubeチャンネルの視聴登録者数約90,000人の自称「ソーシャルメディア・インフルエンサー」のエル・ダービーが、ダブリンにある「the White Moose Café and Charleville Lodge Hotel」という宿泊施設に「無料で宿泊させて」とお願いしたたのが事の発端。
彼女がホテル側に送ったメールは、自身のYouTubeチャンネルに投稿する動画やインスグラムでホテルのことを紹介するかわりに、「タダで泊めて欲しい」という内容のものだった。
「SNSで紹介することで対価を得る」ということを職にしているエルに悪気はなかったのかもしれないが、彼女のお願いを失礼と感じたホテルのオーナーは怒り心頭。
同ホテルのフェイスブックに「ソーシャル・インフルエンサーの方へ」というタイトルで長文の抗議文を投稿すると、「普通の人と同じように料金を支払うことをおすすめします。もし、ホテル側にもメリットがあると感じた場合には、スイートへのアップグレードがあるかもしれません」と締めくくった。
しかし、公の場で非難されたことが気に食わなかったエルは、自身のYouTubeチャンネルで反論する内容の動画を投稿。「無料で泊まりたい」と話した経緯をいちから説明し、彼女のことを全世界にさらしたオーナーの対応を批判したのだが、かえってそれが逆効果だったようで結果的にさらに炎上することに。
エルのファンが、ホテルのオーナーに対して嫌がらせで評価を下げるようなレビューを書いているという報道もあり、彼女だけでなくファンのモラルまで問われている。
※記事内にてホテル側の投稿文の冒頭訳を「ソーシャル・インフルエンサーの方たちへ」と記載していましたが正しくは「ソーシャル・インフルエンサーの方へ」です。