Photo:スプラッシュ/アフロ、ニュースコム
2018年のグラミー賞は、「#GrammysSoMale(グラミーは男ばかり)」というハッシュタグが拡散されたように、全84部門のうち、女性はたったの11部門しか受賞しなかったことが問題視されている。

「男性ばかりのグラミー賞」表すツイート

 男性ばかりが受賞した2018年のグラミー賞をチクリと刺した、同アワードのポップ部門「最優秀ポップ・パフォーマンス賞(ソロ)」にノミネートされた楽曲の内容を比較したツイートが物議を醸している。

「傷ついた心を癒すためにレディー・ガガが書いた「ミリオン・リーズンズ」。自身の最悪の苦悩からの復活を書いたケシャの「プレイング」。クラブで会った女の子にムラムラする気持ちを書いたエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」。おめでとうございますグラミー賞。どうもありがとう」

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 このツイートは、ノミネートされた5人のうち4人の女性アーティストが、現代社会を反映したような心に突き刺さる歌詞を書いたのに対して、結果的に最優秀ポップ・パフォーマンス賞(ソロ)を受賞したエドの楽曲は、好みの女性の容姿を歌っていることを示している。

画像: ポップ部門「最優秀ポップ・パフォーマンス賞(ソロ)」にノミネートされ、授与式ではパフォーマンスを披露したレディー・ガガ、ケシャ、ピンク。

ポップ部門「最優秀ポップ・パフォーマンス賞(ソロ)」にノミネートされ、授与式ではパフォーマンスを披露したレディー・ガガ、ケシャ、ピンク。

 もちろん、曲の良さは歌詞だけで決まるわけではない。さらにグラミー賞の受賞は、性別ではなく作品のクオリティで決まるはずのもの。

 しかし多くの女性が活躍する音楽界最高峰のアワードで女性の受賞が全84部門中わずか1割の11部門だったことには、さすがに多くの人が疑問を抱いており、今回の最優秀ポップ・パフォーマンス賞も皮肉的な結果として注目を浴びてしまっている。

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