「世の中にショックを与えたかった」
2017年末の来日中に自殺の名所として知られる青木ヶ原樹海で首吊り遺体を動画撮影し、1500万人以上のチャンネル登録者数を持つ自身のYoutubeチャンネルで公開したことで大バッシングを受けたローガン・ポール。
最近になり、騒動後一時更新をストップしていた自身のチャンネルを自殺防止を軸に方向転換して再開した彼が、米ABCの朝の人気情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』に出演。自殺者の遺体を撮影し、その動画を全世界に配信した目的を明かした。
ローガンは「アイディアとしては、自殺の厳しい現実を世の中に目撃させてショックを与えることだったんだ。普段はあまり話題にされていないことについて、人々が意見を交わす機会を作りたかった」と話し、その考えについては、騒動後も変わっていないと語った。
樹海でキャンプするつもりだった
じつは、当初、仲間たちと一緒に青木ヶ原樹海でキャンプをする予定だったことも明かしたローガン。しかし、遺体を発見したことで「承知の通り、状況が瞬時にガラリと一変したけどね」と、計画を急遽変更したことを振り返った。
「お前が自殺しろ」と言われた
自殺者が写った動画を公開したことに対して、世間からこれでもかというほど非難の声を浴びたローガンは、動画公開から現在までの心境について「すごく辛かったよ。皮肉なことに『お前が自殺しろ』と言われたからね。何百万人もの人々が僕のことを嫌いだと言って『燃えて死んでしまえ』とか、この上なく酷い恐ろしい言葉を言われたからね」と告白。
しかし、インタビュアーからの「では、世間からの批判には納得していないということ? 」と聞かれると、それについては妥当だと感じると複雑な表情を浮かべた。
「理由があって起きたこと」
さらに、ローガンは、自殺者を発見したことを含め、「今回の出来事は、何らかの理由があって起きたことで、その理由とは、僕がこの経験を受け入れ、学び、世間に自殺防止に関する正しいメッセージを拡散していくという役目に気づくことだったと信じている」とコメント。
「僕は世界中から嫌われた人間だ。今回のことは、生まれてから今までで、もっとも辛い経験だった」と語り、自殺を考えるほどに精神的に追い込まれてしまう人々の苦しみが今なら理解できるとしながら「1つだけ言えるのは、『どんなに最悪な時にだって絶対に終わりが来る』ということだ。苦しんでいる人たちには、そのことを知っておいて欲しい。キミは1人じゃないってことを」と、鬱や悩みを抱える人々にメッセージを送っていた。
インタビューの全編は以下から試聴できる。
FULL INTERVIEW: YouTube star @LoganPaul speaks out, one-on-one with @MichaelStrahan. "I am a good guy who made a bad decision...I will think twice in the future about what I post." pic.twitter.com/5ju8WPA4HV
— Good Morning America (@GMA) 2018年2月1日
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