2008年に突如姿を消した愛犬
自分の飼っているペットが迷子になり戻ってこないのは、考えただけで悪夢のような体験。そんな体験をしたのが、アメリカ・ペンシルバニアに住むデボラという女性。
今から10年前の2008年に、デボラの娘と家族の愛犬アビーが外で遊んでいる時に、アビーは急に走り出してそのまま帰ってこなくなってしまったという。
当時、さまざまな手段を使ってアビーを探したというデボラと家族。しかし、手掛かりは一向に見つからず、アビーが家に戻ってくる気配もなかったため、デボラたちはアビーは死んでしまったのだと、悲しい事実として受け入れることにした。
アビーが奇跡の帰宅
そんなアビーの失踪から10年経った2018年。アニマルシェルターからデボラに1本の連絡が入った。なんとそれは、シェルターがアビーを預かっているという連絡。アビーは、デボラたちの家から16キロほど離れた場所で男性により保護されたのだ。

©instagram/animalprotectorsshelter
現在12歳となり、口の周りなどには白い毛が生えて、ずいぶんと大人になったアビー。
なぜシェルターで、デボラたちが飼い主だと分かったのか。それは、アビーに埋め込まれていたマイクロチップ。アビーを発見した男性はアビーをシェルターへ連れて行き、そこでスタッフがアビーに埋め込まれていたマイクロチップを発見。それを手掛かりに調べたところ、アビーがデボラたちの家族ということがわかり、デボラたちのもとに連絡が来たのだという。

デボラと再会するアビー。©instagram/animalprotectorsshelter
10年間アビーがどこにいたかは謎に包まれたままだけれど、毛並みのツヤなども悪くなく健康に育っていることを見ると、大切に誰かの手によって育てられたのではないかと考えられている。
この奇跡の再会を果たしたデボラは、「言葉になりません。アビーは死んでしまったものと思っていたから。私の子供が生きて帰ってきた気持ちです」と、その喜びの気持ちを語った。(フロントロウ編集部)