恋人と？友達と？バレンタインに観たくなる王道恋愛映画10選

恋人と一緒に

『アバウト・タイム ～愛おしい時間について～』

　自分に自信がないティムは21歳の誕生日に、父親から自分にはタイムトラベルの能力があると告げられる。そこで恋人を作るためにタイムトラベルをするうちに、メアリーという女性と出会う。しかし、ある不運でメアリーと出会っていないことになってしまい…。

　映画の前半はそんなメアリーをなんとか落とそうと頑張るティムの奮闘が見られるラブコメ、後半は大人になったティムが、人生や愛の大切さを気付いていくというヒューマン・コメディへと変わっていく。

『P.S. アイラブユー』

　最愛の夫ジェリーを亡くし、悲しみから立ち直ることができず絶望の中暮らすホリー。そんなホリーの30歳の誕生日に亡くなったはずのジェリーから1通の手紙が届く。それから毎月、ジェリーから続けて手紙が届くようになる。

　オスカー女優のヒラリー・スワンクとジェラルド・バトラーがタッグを組み、ベストセラー小説を映画化した極上のラブストーリー。映画を観ていくうちに、ジェリーのホリーに対する誰よりも深い愛情に涙する。

『きみに読む物語』

　王道のラブストーリーといったらハズせないのが『きみに読む物語』。名作を生み出す小説家ニコラス・パークスのベストセラーを映画化した今作は、身分の違いという壁があるなかでの男女の純愛を描いていく。

　主演を務めたレイチェル・マクアダムスとライアン・ゴズリングは、共演後交際に発展したことでも話題に。情熱的な2人の愛は、多くの人の心を動かし涙を誘った。

『恋人までの距離（ディスタンス）』

　列車の中で出会って意気投合したアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌ。そんな2人はウィーンで途中下車し、限られた時間を共に過ごすことに。ウィーンの美しい街の公園やレストラン、バーを散策しながら、人生や恋愛などさまざまなことを語り合う。

　100分ほどの劇中はずっと2人の会話だけで構成される。けれど、2人のウィットに富んだ哲学的な会話に思わず引き込まれてしまう、大人向けの恋愛映画。ちなみにこの作品は、9年後に彼らの姿を描いた『ビフォア・サンセット』、さらに9年後を描いた『ビフォア・ミッドナイト』も存在する。

『50回目のファーストキス』

　ドリュー・バリモアとアダム・サンドラ―を主演に迎え、ハワイを舞台にしたロマンチック・ラブコメディ。プレイボーイで獣医のヘンリーはカフェでルーシーという女性に声をかける。すぐにルーシーに惹かれるヘンリーだけれど、彼女は1日しか記憶を保てない障害を持っていた。

　その事実を知ってもルーシーを諦めきれないヘンリーが、あれこれ考えてさまざまなデートを演出する姿がなんとも健気。笑いあり涙あり、切ないけど温かい気持ちになれる今作は、ハワイの美しい景色も見所。

友人と一緒に

『ブリジット・ジョーンズの日記』

　32歳、ダイエットは苦手でお酒大好きなブリジッドは「幸せになってやる！」と決意し、タバコをやめるなど目標をつけていく。けれど幸せへの道のりはそう簡単ではなく…。多くの女性の心を掴んだ愛すべきブリジッドは、役作りのため6キロ太って撮影に挑んだレニー・ゼルウィガーが演じる。

　ラブコメ史で数々の名シーンを生み出してきた今作は、3作にシリーズ化されており、最終章となる『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』は2016年に公開された。

『10日間で男を上手にフル方法』

　ケイト・ハドソン演じる雑誌ライターのアンディは、「10日間で男に振られる方法」という企画を思いつき、実験台としてマシュー・マコノヒー演じる広告マンのベンを選ぶ。しかしベンは、男友達と「10日間で恋人を作れるのか」という賭けをしていた。

　アンディはなんとか振られようと、束縛、すねる、ごねるなど男性が嫌がることを続けるも、ベンも賭けがあるのでなかなか折れない。その2人の掛け合いが最高に笑えて、最後はハッピーな気持ちになれるラブコメ。

『プリティ・ウーマン』

　史上もっとも稼いだラブコメ映画として知られる、王道のシンデレラ・ストーリー。1週間という契約でコールガールのビビアンを雇った実業家のエドワード。しかし同じ時間を過ごすうちにお互い惹かれていく。物語が進むにつれて美しく変身していく、ジュリア・ロバーツ演じるビビアンの姿も必見。

　女性だったら誰でも憧れてしまうシチュエーションがたっぷり詰まった今作は、女友達と見て一緒にキュンキュンするのがオススメ。ジュリアは『プリティ・ウーマン』がきっかけで、大スターへの階段を登っていった。

『バレンタインデー』

　バレンタインデーの映画といったらやっぱり今作はハズせない！　バレンタインデーのロサンゼルスを舞台に、愛の告白をして振られる人、失って初めて気付く大切な人への想い、新たに盛り上がる恋など、ロマンチックなことばかりではないさまざまな男女の物語を描く。

　豪華俳優陣が参加した『バレンタインデー』では、シンガーのテイラー・スウィフトが俳優のテイラー・ロートナーとカップル役を演じ、これがきっかけで交際に発展したことも話題に。

『そんな彼なら捨てちゃえば？』

　いい感じだと思っていた男性から連絡が来なかったり、空回りしちゃったりという、恋愛での男女の価値観の違いを描いた今作は、さまざまな問題を抱える男女9人の恋模様にフォーカス。見終わった後は、思わず女友達と恋バナで盛り上がること間違いなし。

　キャストは、ドリュー・バリモアやスカーレット・ヨハンソン、ブラッドリー・クーパーなど豪華な顔ぶれ。劇中の女同士の会話や男同士の会話を聞いて、「分かる！」などと反応したくなるのも醍醐味。