イギリスのエリザベス女王が、現在開催中のロンドン・ファッションウィークに登場。史上初の出来事に世間が騒然としている。
これまで一度もランウェイの見学に訪れたことがなかったエリザベス女王が訪れたのは、イギリス人若手デザイナー、リチャード・クィン(Richard Quinn)の2018年秋冬コレクション。
女王は、今年から新しく発足された自身の名前を冠したファッション・アワード「クイーン・エリザベス・2世・ブリティッシュ・デザイン・アワード」の初の受賞者となったリチャードに、記念トロフィーを直接手渡すために来場。
事前告知無く来場した女王のさすがの存在感に、ほかの観客たちはすっかり圧倒されていた。
今回がファッションウィークデビューとなった女王が座ったのは、もちろんランウェイから最も近い「最前列(フロントロウ)」。
女王の隣には、米VOGUE誌の名物編集長アナ・ウィンターらファッション界の重鎮たちの姿が。真剣な面持ちでショーに見入っていた女王が、合間にアナと何やら楽しそうに談笑する様子も見かけられた。
イギリス出身の若手デザイナーたちによる展示会にも足を運んでいた女王。91歳にして人生初となるファッションウィークを思う存分楽しんだようだ。