米カリフォルニアのディズニーランドで働く従業員にある調査をおこなった結果、衝撃の実態が明らかに…。

キャストのなかにホームレス

 世界中の人たちから「夢の国」として愛されるディズニーランド。それだけに、「将来ディズニーランドで働きたい」と願う人も少なくないが、普段、笑顔で客を迎え入れてくれるキャストと呼ばれる従業員たちがある問題を抱えていることが発覚し、騒然としている。

 先日、労働組合などの団体が米カリフォルニア州にあるディズニーランドおよび周辺施設で働く約30,000人の従業員のうち、約5,000人に労働環境や生活環境に関する調査を実施。すると、そのうちの約10%にあたるキャストが十分な給料がもらえず、過去2年のあいだにホームレスだったことがあると解答していたことがわかった。

 この調査によると、ここ20年の間にアメリカ国内の生活費が上昇しているのに対して、ディズニーランドで働く人たちへの給料は年々下がっており、それが生活困窮者を生む原因になっているという。

 ただし、今回の調査結果についてディズニーランド側は否定的な見解を見せており、「従業員たちにはカリフォルニア州の最低賃金である1,100円以上の給料が支払われている」と主張。また、過去5年のあいだに新たに4,000人以上の人たちを雇用したことを例にあげ、雇用主としての責務を果たしていると米CBSに明かした。

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