『IT/イット』の“中の人”、ビル・スカルスガルドについて知りたい！

化粧を落とすとめちゃくちゃ美形

　映画『IT／イット "それ"が見えたら、終わり。』（以下『イット』）で狂気に満ちた殺人鬼ペニーワイズを演じているのは、スウェーデン出身の俳優ビル・スカルスガルド（27）。すでにご存知の方もいると思うが、劇中でずっと白塗りのピエロメイクをしていたビルの素顔はかなりのイケメン！

　『イット』では素顔を完全に封印していたため、そのギャップに驚いた人も多いのでは？ちなみに、ペニーワイズのピエロメイクは毎回2時間半以上かけて完成させていたそう。また、独特の不気味な表情を作るために鏡の前で何度も練習していたことを、米NME誌のインタビューでビル本人が語っている。

190cm超えの高身長

　身長192cmという長身を生かし、一時期モデルとして活動していたことがある。過去には、母国スウェーデン発の人気ファストファッションブランド「H&M」の広告モデルに大抜擢されたことも。

実は2世セレブ＆兄はあの人気イケメン俳優

　ビルの父ステラン・スカルスガルドは、映画『アベンジャーズ』シリーズや『マンマ・ミーア！』などの大ヒット作に出演する実力派俳優。そして、兄はドラマ『トゥルー・ブラッド』や映画『ターザン:REBORN』でおなじみの俳優アレクサンダー・スカルスガルド（41）という、ハリウッドでも有名な芸能一家の出身。ちなみに、もう1人の兄グスタフ・スカルスガルドも役者をしている。

学生時代は「理系男子」だった

　俳優を目指すことで「（父と兄2人に続く）4番目のスカルスガルド」と呼ばれることが嫌だったビルは、自分の可能性を広げるために高校で科学を専攻。

　その理由について、米Interview Magazineのインタビューで「科学を専攻しておけばエンジニアとか生物学者、コンピュータ科学者になれると思ったんだ」と明かし、真面目な一面をのぞかせた。ただし、1番の理由は「とくにやりたいことがなかったから」だそう。

一見クールだけど好青年

　クールそうに見えるが、素顔はとっても優しい好青年。そんな彼の“優しさ”が垣間見えたのが、以前出演した米人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライヴ』で明かした『イット』撮影中のある出来事。

　同作品のなかで最も恐ろしいシーンのひとつを初日に撮影したというビルは、演じている最中に頭のなかで、「オー・マイ・ゴッド！この子は今僕のせいでトラウマになるような体験をしている。僕は一体なんてことをしているんだ」と、子供たちの心配をしていたことを告白。

　ところが、監督から「カット！」の声がかかった直後に子役の少年に「大丈夫？」と声をかけたら、「君が演じるペニーワイズはすごくよかったよ」という予想外の答えが返ってきたとか。

5歳年上のスウェーデン人女優と真剣交際中

　2016年頃から、スウェーデン人女優のアリダ・モーバーグ（33）と交際している。忙しい仕事の合間をぬって、ビルが拠点とするアメリカとスウェーデンを行き来してデートする姿がたびたび目撃されており、交際は順調な様子。

　アリダがビルの職場に顔を出すこともあるようで、『イット』の撮影現場を訪れた際にはペニーワイズに扮したビルとも対面を果たしている。

話題の新感覚“スーパーナチュラルホラー”ドラマで素顔を披露

　『イット』ではビルの美しい顔を拝むことはできないが、3月7日にDVDがリリースされる“スーパーナチュラルホラー”ドラマ『ヘムロック・グローヴ』ではビルのイケメンぶりを「これでもか！」というほど堪能できる。

　小さな田舎町ヘムロック・グローヴで起きた残忍な殺人事件をきっかけに、若き狼男と美形ヴァンパイアが自我に目覚めていくというホラー。ビルはある重大なヒミツを抱える、どこかミステリアスで危険な雰囲気が漂うヴァンパイアの高校生ローマンを演じている。

　『イット』では決して見られない、ビルの素顔をぜひ『ヘムロック・グローヴ』でご覧あれ。