4月6日公開の映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のPRのため来日したニック・ジョナスにフロントロウ編集部がインタビュー。
ディズニー・チャンネル時代について、昨今話題の女性問題について、たくさんのことを真剣に語ってくれました。

初来日となったニック

 意外にも今回が初来日となったニック・ジョナス。楽しみにしていたという日本について「すごく楽しいよ」と答えてくれた。ニックの兄であるジョー・ジョナスは、DNCEのフロントマンで来日経験豊富なため、来日前には、彼と日本の話をしたんだそう。

「日本はすごく楽しいね。来日することを兄のジョーと話して、ジョーが気に入った場所とかを教えてもらったんだ。じつは日本に住んでいる幼なじみの友達がいて、来日して初日はその子やその子の母親と久しぶりに再会もできたよ。今回の来日は結構忙しくて全然観光できないけど、来週にPOP SPRING2018でまた来日するから、その時はもっと観光できると思う」

画像: 初来日となったニック

最新作『ジュマンジ』で高校生役を熱演

 映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』では、主人公たちがゲームの世界で出会うアレックス役(ゲームの世界ではシープレーンという名前)を演じたニック。
 現在25歳のニックが、“ワケあり”な高校生役を演じたことについても熱く語ってくれた。

「僕が演じるキャラクターのアレックスは、グループの中で「足りないもの」なんだ。現実では決して仲良くならないであろう人たちが、ゲームをクリアしていく上で仲間意識が生まれて助け合い、協力していくところは演じていてすごく楽しかった」

画像: 最新作『ジュマンジ』で高校生役を熱演

ディズニー・スターとして過ごした青春時代

 ディズニー・チャンネル出身のニックだけに、全世界が注目する環境のなかで思春期を過ごした。
 10代の繊細な時期に加えて、大人と一緒に働くというユニークな環境で育ったニックは、そんなディズニー・チャンネル時代についても振り返った。

「重圧を感じたり、みんなのお手本にならなきゃいけないと感じたりした時期もあった。世間の目によって自分が特徴づけられたりもしたけど、それのおかげで僕は早く成長できたと思っている。でも若い時からプレッシャーを押し付けられて完璧を求めなきゃいけないのは、少し不平等な感じもするよね。だって現実世界に完璧なんてないんだから。言うとするなら、もし子供ができて演者や歌手を目指すってなったら、僕はこうした面を教えてあげることができる。まぁ僕は若いうちから大好きなことができたからよかったと思っているけどね」

画像: ディズニー・スターとして過ごした青春時代

友情の大切さ、コンプレックスを克服するというメッセージ

 同作は、笑いありのアドベンチャー映画である反面、団結することの大切さや、コンプレックスを克服していくという、メッセージが込められた作品でもあるということも語ってくれた。

「お互いに高めあっていくこと、チームワーク、自分のベストを尽くす事、そして自分自身を受け入れること、そんなメッセージが込められている映画でもあるんだけど、これは誰にも当てはまる人生の教訓だと思うよ。映画を観た人が僕やキャスト陣に『共感した』って言ってくれるんだけど、それって本当に素晴らしい事だよね」

画像: 友情の大切さ、コンプレックスを克服するというメッセージ

 さらに昨今、話題が絶えない女性問題についても勇気を与えてくれる本作。今年初めに行われたグラミー賞では、セクハラ騒動に対抗する団結を示す「#Time’s Up」のピンや、白バラを着用するアーティストが多く、ニックもその1人だった。

 こうした女性問題についてもニックは、熱い視線で答えてくれた。

「カレン(・ギラン)が演じたキャラクターは素晴らしいと思うよ。強くて美しいウォリアー・プリンセスみたいなね。ジャック(・ブラック)が演じたキャラクターも、ゲームの中では男なんだけど本当は女の子で、ルックスが変わったことで色んなことを学んでたくましくなっていく姿がいいよね。強い女性のキャラクターがいることも僕がこの作品の好きな部分の1つだし、みんなもそう思ってくれているといいな」

 ただ面白いだけじゃない、ストーリーに隠された大切なメッセージを力強く語ってくれたニック。そんな映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は、4月6日に公開される。

 

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