大物女優が絶賛する「ペニス・フェイシャル」
「ペニス」と聞いて、「まさか!?」と思った人も多いと思うが、ケイトとサンドラが2017年の夏、『オーシャンズ8』の撮影期間中にそろってニューヨークの有名エステティシャンのサロンで施術を受けたという「ペニス・フェイシャル」は、その名の通り「ペニス(男性器)」の成分を取り入れたコスメを使用する美顔トリートメント。
オーストラリア版VOGUEとのインタビューで、ケイトは、この謎に包まれた美容法についてこう明かした。「サンディ(※)と私は、ニューヨーク在住のジョージア・ルイーズというフェイシャリストに『ペニス・フェイシャル』と呼ばれるエステの施術を受けたの。すごく良かったわ。何なのかはよく知らないんだけど、ちょっとだけ精液みたいな匂いがするような気がしたわ…。酵素が入っているらしくて、サンディが『ペニス・フェイシャル』って名付けたの」。
※サンドラの愛称。
FDAも認める、れっきとした美容法
ケイトとサンドラが確かな効果を実感したという通称「ペニス・フェイシャル」の正式名称は「EGFフェイシャル」と呼ばれるれっきとした美顔法。
「EGF」とは「Epidermal Growth Factor(上皮成長因子)」という細胞の成長と増殖の調節に重要な役割を果たすことで知られているタンパク質のことで、美肌に欠かせないコラーゲンやエラスチンの生成を促す効果があるとされている美容成分。
同成分をネズミの顎下腺から抽出することに成功したアメリカのスタンリー・コーエン博士は、1986年にノーベル生理学・医学賞を受賞。近年その美肌効果が注目され、日本でもEGFを含むコスメが販売されている。
ジョージアが運営するサロンの公式サイトの記載によると、彼女による「EGFフェイシャル」では、このEGFが豊富な“ヒミツの美容液”を施術に使用するとあり、その成分に韓国産の新生児の陰茎の包皮から抽出された線維芽細胞を含んでいると説明されている。
この成分はアメリカ食品医薬品局(FDA)にも認可されており、細胞の採取にあたって赤ちゃんに危害や痛みが加えられることは一切無いそう。
施術には、細かい針がついた専用の電動器具が用いられ、これにより肌の奥深くまで美容液を肌の奥まで浸透させて細胞を活性化させることができるという。
施術中のジョージア。
ちなみに施術料金は1回650ドル(約69,000円)となかなかの高額。それでも、有名女優やトップモデルを顧客に抱える人気エステティシャンのジョージアの予約リストは、すでに2年先まで埋まっている。