先週末にかけ、ロシアやブルガリア、ウクライナ、ルーマニアなどの東欧諸国の山岳地帯でオレンジ色の雪が積もるという異常気象が観測された。
オレンジ色の雪景色
2014年に冬季オリンピックが開催されたことでも知られるロシアのソチでは、スキー場がオレンジ色に染まる不思議な光景が広がった。
訪れたスキー客たちは「まるで火星でスキーをしているみたいだ」とインスタグラムなどのSNSで幻想的な様子を報告していた。
一見、フィルターや画像編集機能を使って色調整しているのではないかと思ってしまうが、一般人が撮影した写真や動画だけでなく、米航空宇宙局(NASA)の衛星画像もこのオレンジ色の雪をとらえている。
「オレンジ色」の正体は?
真っ白なはずの雪をほんのりとオレンジ色に変えてしまったものの正体とは、なんと北アフリカにあるサハラ砂漠の砂。
サハラ砂漠で発生した巨大な砂嵐がギリシャを経由してロシアにまで到達。過去10年で最高の濃度に達したという砂が雪と混ざり、各地に降り積もったというわけ。過去にも5年に1度くらいのペースで同様の現象が発生したことがあるという。
ちなみに、見た目には美しいものの、実際にその場に居合わせた人が英BBCに語ったところによると、突風で舞い上がった砂が目や口に入るなどスキーを楽しむのには困難だったとのこと。