意外すぎる実力派俳優が絶賛
1937年に公開された名作映画『スタア誕生』のリメイク版で、俳優のブラッドリー・クーパーが監督・出演した映画『アリー/ スター誕生』。先日、業界関係者を招いて行われた特別試写会には、ハリウッドの大物女優や俳優たちが出席。
その中には、映画『ミスティックリバー』や『ミルク』への主演で知られ、過去に2度のアカデミー賞主演男優賞を果たし、世界三大映画祭(ヴェネツィア、カンヌ、ベルリン)の主演男優賞を全て受賞するなど、世界的に評価が高い名優ショーン・ペンの姿も。
言いたいことはハッキリと言う性格で知られるショーンは、俳優兼コメディアンのマーク・マロンとのポッドキャスト・インタビューで、「きっとヒドい作品なんだろうと思ったよ。『スタア誕生』がリメイクされるのはもう3度目だしね」と、鑑賞前はまったく期待していなかったと正直に告白。しかし、観終わってみると「近年稀にみる良作だった」とその素晴らしい出来栄えに感動したと明かした。
ショーンは、今回が長編映画監督デビューとなったブラッドリーの手腕に相当感銘を受けたようで、「もし彼があのストーリーにしたことを、俺ができたとしたら、俺も今でも第一線で活躍できていると思うよ。もう俺にはあの観点や技量はないけど」と、かつては自身の演技講習に生徒として参加していたブラッドリーの才能を大絶賛。
「この作品は最も美しく、素晴らしく、ここ数年間で俺が観たなかで一番の商業映画だよ」と太鼓判を押した。
さらに、ショーンはガガとブラッドリーの演技について、「2人の間にはミラクルが起きている」とコメント。自分が出演した作品でもないのに、これでもかというほど褒めちぎった。
同作を絶賛している大物セレブはショーンだけでなく、1976年に公開された2度目のリメイク版『スター誕生』に主演した女優兼シンガーのバーブラ・ストライサンドも「すごく、すごく良かった」と満足度の高さをシンプルに表現。
ガガ自身も「映画スターになりたかった私にとって、この作品は本当に特別なもの」、「この作品に出演できて夢が叶った」と語っている同作、全米公開は今年10月を予定している。本格派の役者たちをも唸らせる作品とあるだけに、日本での公開が待ちきれない! (フロントロウ編集部)