「レオタードは問題じゃない」
アメリカ体操連盟とミシガン州立大学の元医師ラリー・ナサール(54)による女子体操選手たちへの性的虐待・暴行事件をうけて、一部の人たちからユニフォームである「レオタード」に対して心無い批判が上がっている。
その批判の内容は、「レオタードが性的欲求をかき立て、性的暴行の引き金になっている」というなんとも理不尽なもの。
そんな世間の声に対して、2012年のロンドンオリンピックと2016年のリオデジャネイロオリンピックの2大会連続で金メダルを獲得した、元アメリカ代表の体操選手アリー・レイズマンが自身のツイッターに反論のコメントを投稿した。
「つい最近、女子体操選手が今後もレオタードの着用を続けるべきかどうか聞かれたわ。でも問題はレオタードはじゃない。本当の問題は、世の中に小児愛者とそれを容認している大人たちがいるということ。(性的暴行事件で)被害者の服装が問題だという言う人は、ヴィクティム・ブレーミング、つまり被害者に責任を感じろと言ってるのも同然よ」
I was recently asked if gymnasts should continue wearing leotards. Leotards r not the problem. The problem is the many pedophiles out there & the adults who enable them. By saying clothing is part of the issue, u are victim shaming/implying survivors should feel it's their fault.
— Alexandra Raisman (@Aly_Raisman) 2018年3月25日
このアリーの反論に多くのファンも賛同。レオタードに限らず、たとえどんな服装だろうと性的暴行をしていいという理由にはならないと訴える声がアメリカ全土に広がっている。