『ウォールフラワー』
友達もいなく高校では影をひそめて生活する主人公チャーリーは、同じ学校に通う陽気なパトリックとその美しく恋多き妹サムに出会い生活は一変。友情の素晴らしさや恋愛の切なさを知るチャーリーだけれど、じつは過去に深い傷を負っていて…。

思春期らしい不安定さを繊細に描き、みんなが闇を抱えながらも自分の存在意義を必死に探していく過程は誰もが共感できる。チャーリーが恋するサムをエマ・ワトソン、チャーリーを支えながらも実は誰よりも孤独を感じているパトリックをエズラ・ミラーが演じる。
映画『ウォールフラワー』予告編
www.youtube.com『スタンド・バイ・ミー』
青春映画といったらハズせない『スタンド・バイ・ミー』は、行方不明になった少年の死体を見るために、少年4人が死体探しの旅に出るというストーリー。主人公の4人の少年はそれぞれ家庭で問題を抱えており、途中でぶつかり合い、そして支え合いながらも旅を続けていく。

純粋な探究心や冒険欲にあふれて行動していた子供の頃は一生戻って来ない。だからこそ大人になってみると感慨深く、最後には胸が熱くなる。友達の大切さが身に染みる、切なくも温かい不朽の名作。
"Stand By Me" Trailer (HD)
www.youtube.com『ブレックファスト・クラブ』
ラストシーンが有名な今作は、休日の学校に集められた男女5人の高校生が罰として自分についての作文を書くために1日図書室で過ごす様子を描いた作品。普段なら絶対に関わることのないタイプの違う5人は、雑談をしていくうちにお互い心を開いていく。

ガリ勉、スポーツ馬鹿、不思議ちゃん、お嬢様、ヤンキーという5人は、バックグランドや個性は違う。けれど、変だと思われたくない、嫌われたくないという気持ちで、自分の悩みや闇を隠していた5人が少しずつ打ち解けていく様子は、まさに青春で何度も観たくなる。
The Breakfast Club Official Trailer #1 - Paul Gleason Movie (1985) HD
www.youtube.com『リトル・ランボーズ』
音楽や映画などの娯楽を禁止されているウィルは、学校一のやんちゃな問題児のカーターと出会い、初めて映画『ランボー』を見て衝撃を受ける。そして2人は親にバレないように映画作りを始める。もの作りの素晴らしさだけでなく、2人の友情と絆、そして想像力の素晴らしさを教えてくれる愛らしい映画。

カーターが逆らうことのできない自己中な兄を、『ゴシップガール』のチャック役で知られるエド・ウェストウィックが演じている。ラストシーンには思わず涙してしまう人も。絵本のような可愛らしい演出も魅力。
映画『リトル・ランボーズ』予告編
www.youtube.com『いまを生きる』
今は亡き名優ロビン・ウィリアムズが主演を務めた名作中の名作。厳しい校則の全寮制の学校にやってきた教師ジョンは、風変わりな授業方法で少しずつ生徒たちの心を掴んでいく。ジョンに人生の素晴らしさを教えてもらいながら、生徒たちは「いまを生きる」ことの大切さを知る。

今を生きることの難しさ、自分のやりたいことを見つける素晴らしさ、そしてそれに向かって努力する大切さを描いた今作は、人生においてのさまざまな教訓を教えてくれる。有名なラストシーンには心を揺さぶられる。
Dead Poets Society (1989) - Trailer HD Remastered
www.youtube.com『エンパイアレコード』
リヴ・タイラーやレニー・ゼルウィガーが出演する『エンパイアレコード』は、レコードショップで働く若者の1日を描いたコメディ映画。とにかく各登場人物のキャラが濃すぎて魅力的。ファッション、音楽、雰囲気がオシャレで今でもアイコニックな作品として人気を集めている。

音楽好きなら絶対に見ておくべき今作は、舞台がレコードショップなだけあってさまざまな音楽が流れる。リヴ・タイラーが着ていたクロップト丈ニットにチェックのミニスカートは超オシャレ!
Empire Records Trailer
www.youtube.com『スウィート17モンスター』
キスもしたことがない17歳の高校生ネイディーンは、親友が自分の兄と付き合っていることを知りショックを受ける。この世の終わりにしか思えない絶望の中、必死にもがき、大失敗を繰り返しながらも成長していく。

主演ネイディーンを演じるのはシンガーとしても活躍するヘイリー・スタインフェルド。誰もが「分かる!」と共感できる、ちょっぴりこじれたネイディーンを演じたヘイリーは、見事ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。
映画「スウィート17モンスター」日本版予告
www.youtube.com『レディ・バード』
自分のことを「レディ・バード(てんとう虫)」と呼ぶ、ちょっとイタい17歳のパンクな高校生クリスティンの成長を描いた青春映画。自分の将来に悩みながら、好きな男の子や親とも上手くいかず、苦しむ様子をユーモアたっぷりに描いている。

主人公はクリティンだけれど、親目線としても楽しめる今作は、クリスティンを厳しくも優しく見守る母マリオンの姿にも注目。主演を演じるシアーシャ・ローナンは、今作を含めて過去に3度もオスカーにノミネートされた実力派。
映画『レディ・バード』予告
www.youtube.com