激ヤセの理由は「橋本病」
2016年に「橋本病(※)」を患っていることを公表したジジ・ハディッドが、デビュー当時と比べてヤセたのは病が原因にもかかわらず、いまだに「ヤセすぎ」「前の体形のほうがよかった」といった心無い批判を受けていることを米Harper's Bazaar誌のインタビューで告白。
※女性に多い甲状腺の病気の1つ。本来ならば外敵から自分の体を守る働きを持つ免疫が、逆に自分の体に反応してしまうことで甲状腺に慢性の炎症が起きてしまう病気で、1912年に九州大学の橋本策博士が発表したことから海外でも「橋本病(Hashimoto’s Disease)」として知られている。
インタビュアーを務めた女優のブレイク・ライヴリーに、気にすることないとわかっていても「傷つく」と複雑な胸中を語った。
「批判のほとんどは意味をなさないものばかりよ。でも傷つくことにかわりはない。人は簡単に『前はジジのボディが好きだったけど、彼女は業界に魂を売った』と言うけど、私が激ヤセしてしまったのは業界に魂を売ったからじゃないわ」― ジジ
3年前に米大手ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーに出演するためのオーディションに参加した際のジジ。
「もし選べるなら、数年前のおっぱいとお尻を取り戻したい。でも、過去への未練を口にしてもしょうがないわ。私は昔の自分の体も好きだけど、今の自分の体も同じくらい好きよ。これを読んでいる人に伝えたい。3年後、今この瞬間の自分の姿を写した写真を見て必ず『ワオ!私ってめちゃくちゃイケてたのね。バカげたたわ言に落ち込む必要なんてなかったのに』って思える日がくる」― ジジ
さらにジジのこうした発言に、ブレイクは世の中の完ぺき主義を例に挙げ、雑誌などで目にするセレブやモデルの写真を「本気にしないでほしい」と警鐘を鳴らした。
「(雑誌などで見るセレブやモデルの写真は)99.9%の確立で修正されているわ。自分も撮影で写真の出来栄えに満足いっていない時に周りから『直すから大丈夫だよ』と言われて、ほっとすることがよくあるから罪の意識を感じるわ」
ともに抜群の好感度を誇るジジとブレイクが多くの女性にとって永遠の課題である「体形」に関するあれこれを赤裸々に語ったとあって、このインタビューは現地でも大きな話題となっている。