『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
映画『アイアンマン』を筆頭に、すべての作品で世界観を共有するマーベル・シネマスティック・ユニバース(MCU)の映画が公開されたのは、これまでに18作品。
4月27日に公開される映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、この18作品を通して登場してきたキャラクターや、6つすべてを手に入れると世界を滅ぼす無限大の力を得る6つのインフィニティ・ストーンの存在が物語の中心となる。
【6つのインフィニティ・ストーン】
スペース・ストーン:別次元に瞬間移動することができるストーン。四次元キューブ(テッセラクト)とも呼ばれる。
マインド・ストーン:人の心を操ることができるストーン。セプターまたはロキの杖としても知られる。
リアリティ・ストーン:宇宙を無にできる力を持つストーン。変幻自在の液状でエーテルとも呼ばれる。
タイム・ストーン:時間を操るストーン。アガモットの目の中に埋め込まれている。
パワー・ストーン:生物を消滅させることができる力を持つストーン。オーブの名称で映画に登場。
ソウル・ストーン:魂を支配することができるストーン。映画にはまだ登場していない。
さらに本作でポイントとなるのが、アベンジャーズが闘うことになる最凶の敵サノスの存在。
インフィニティ・ストーンとサノスは、これまでの18作品を通して少しずつ登場しており、6つのインフィニティ・ストーンがどんな力を持っているのか、サノスはどんな存在なのかをわかっておくだけで作品が理解しやすくなる。
MCU作品をすべておさらいできない人のために、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』がもっと面白くなる、これだけは抑えておきたい最重要な作品だけを厳選。
『アベンジャーズ』
『アベンジャーズ』シリーズの始まりともいえる同作は、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、マイティ・ソー(クリス・ヘムズワース)、ハルク(マーク・ラファロ)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)の主力メンバーが集結。
アベンジャーズとして力を合わせ、人の心を操るマインド・ストーンの杖を持ったソーの弟であるロキ(トム・ヒドルストン)と対決する。
劇中では、ロキが宇宙人を地球に送り込むために、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.が保管していたスペース・ストーンを盗んだ。物語の最後にスペース・ストーンの保管先が明らかになる。
マーベル映画で次回作のヒントをくれるエンドロールも見逃せないシーンの1つ。同作のエンドロールで、新作で対決するサノスが初めて登場する見逃せない1作。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
『マイティ・ソー』シリーズ第2弾で、『アベンジャーズ』のその後のソーやロキの姿が描かれる。宇宙を無にできるリアリティ・ストーンが登場し、その力をめぐって闘いが勃発。
エンドロールでリアリティ・ストーンの管理先が明かされ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』につながるシーンが映される。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
スター・ロード(クリス・プラット)率いるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが主人公。
オーブと呼ばれるパワー・ストーンをめぐってバトルが繰り広げられるの。この作品で、本格的にサノスが劇中に登場。同作に出演するガモーラ(ゾーイ・サルダナ)とネビュラ(カレン・ギラン)は義理の姉妹であり、2人はサノスが兵器として育成するために引き取られた養女でもある。
同作では、奴隷労働をさせられていた使用人がパワー・ストーンに触れて大爆破が起こるシーンで、管理されていたリアリティ・ストーンが行方不明になる。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
同作でスカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)が登場。アイアンマン/トニー・スタークの相棒であるウォーマシン(ドン・チードル)も参戦。インフィニティ・ストーンのひとつであるマインド・ストーンの力によって、アベンジャーズは地球滅亡の危機に直面する。
ロキの杖に埋め込まれていたマインド・ストーンが、ヴィジョンの額に埋め込まれるためマインド・ストーンはヴィションが所持していることがわかる。
同作のエンドロールでは、サノスの左手にインフィニティ・ストーンをつけるグローブであるインフィニティ・ガントレットが初めて映される。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
キャプテン・アメリカの幼なじみで、前作では敵同士だったバッキー(セバスチャン・スタン)の存在によって、アベンジャーズの仲間同士の関係がわかる同作。
この作品で、アントマン(ポール・ラッド)とファルコン(アンソニー・マッキー)がアベンジャーズの戦いに参戦。さらにスパイダーマン(トム・ホランド)と、ブラック・パンサー(チャドウィック・ボーズマン)が初登場する。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場したスカーレット・ウィッチとヴィションの関係にも注目したい。
『ドクター・ストレンジ』
新作『アベンジャーズ』シリーズに初参戦するドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が登場。
時間を操ることができるタイム・ストーンが初めて登場し、その威力と危険性が物語の鍵となる1作。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』
『マイティ・ソー』シリーズ第3弾。前作を観ていなくても楽しめる内容になっている。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』には、携帯電話を持っていなかったために招集されず一般人の家に住みついていたソーと、同じく同作に登場しなかったハルクが、ここでタッグを組んで敵と戦う。
また、ドクター・ストレンジとブラック・ウィドウも登場する。
この作品で、新作『アベンジャーズ』につながる青く光る四次元キューブ、スペース・ストーンを最後に目撃した人物がわかる。
世界中が期待を膨らませる映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日に公開される。