ツイッターを使ってアプローチ
かつての大ヒットTVドラマシリーズ『ヤング・スーパーマン』に出演していた女優のアリソン・マックが、指導者との性的関係を女性メンバーに強要していたカルト団体で勧誘活動をおこなっていたとして、人身売買の容疑で逮捕された。
アリソンが関与していたカルト団体「NXIVM(ネクセウム)」が設立したヒミツ組織「DOS」は、表向きは女性向けの自己啓発団体として活動していたが、裏でメンバーになった女性たちから性的に搾取したり、違法な労働を強いていた。
女性メンバーの多くは、すでにメキシコで人身売買の容疑で逮捕・起訴されている同団体の元指導者キース・ラニエール被告のイニシャルの焼き印を体に入れられ、「主人」である指導者に仕える「奴隷」として従事させられていたという。ちなみに、アリソンがどのような立ち位置にあったのかはまだわかっていないが、「奴隷」が昇格するには新たに自身の奴隷となる人物を勧誘する必要があった。
そんななか、米People誌はアリソンによる勧誘の魔の手が、映画『美女と野獣』や『ハリー・ポッター』シリーズで知られる人気女優のエマ・ワトソンにも及んでいたことを指摘。
フェミニストを公言し、女性の権利向上に向けた活動に熱心なエマに対して、アリソンが「自分も同じような活動をしている」「機会があったら話したい」「一緒に何かできると思う」といったメッセージを数回にわたって送っていたことが、彼女のツイッターの投稿によって明らかになった。
アリソンが良からぬウワサがある団体に関与していたことを知ってか知らずか、エマがアリソンからのメッセージに反応することは1度もなかったが、仮に返事を返していたらと思うと恐ろしい。