卵子凍結を決意
次世代の歌姫として注目されているホールジー(23)がアメリカの人気番組「ザ・ドクターズ」に出演し、卵子を凍結する考えであることを明らかにした。その理由について、ホールジーは番組のなかでこう語っている。
「卵子を凍結することを人に伝えると、『あなたはまだ23歳なのに、なぜそんなことをする必要があるの?なぜ卵子を凍結することにしたの?』と言われるけど、私にとって卵巣機能を維持することはとても重要なことであり、幸運なことに私にはそのオプションがある。でも、自分自身と自分が持つ繁殖能力を守るためにはアグレッシブにいく必要があるの」
20~30代の女性に多くみられる「子宮内膜症」であることを診断され、複数回に渡って手術を受けたことを、昨年初めて公表したホールジー。今回、彼女が卵子を凍結する決断をした背景には、子宮内膜症の治療をする過程で、意図的に排卵や生理を抑えて、女性としての機能を低下させることに不安を覚えたのも大きかったという。
また、代々女性が「生理不順」の家系であることも、彼女にとって精神的に大きな負担になっていたと話した。
妊娠&流産を経験
実は、ホールジーには今から約3年前にコンサート中に流産を経験したツラい過去がある。彼女が流産したのは、子宮内膜症と診断されてからわずか数ヵ月後のことだった。
「ツアー中に妊娠していることを知ったの。でも妊娠が私にとってどんな意味を持つのかも、私の未来、キャリア、人生、恋人との関係にどのような影響を与えるのかもまったくわからないまま、気が付いた時にはコンサート中にステージ上で流産していた。何百人もの若い子たちが見ている目の前で、着ていた服から血が染み出ていようと、パフォーマンスを続けるしかなかった。でも、その時気づいたの。愛する仕事のためとはいえあんな決断はもう2度としたくないし、この病気(子宮内膜症)のせいで好きなことを諦めたくないって」
流産したことで何度も自分を責めたというホールジーだが、この一件を機に子宮内膜症の治療に専念することを決意。約1年に及ぶ治療を経て、子宮内膜症が原因とみられる体調不良が改善したことで、気分的にも回復し、今後の妊娠・出産について前向きに考えられるようになったという。
そんな彼女は、最後に同じような経験を持つ女性たちに向けて「自分が描く明るい未来と目標のためにも、繁殖能力を守ることはすごく重要なこと」と語り、改めて卵巣凍結の重要性と必要性を訴えた。
(フロントロウ編集部)