5月13日(日)は母の日。なかなか照れくさくて言えない「ありがとう」を母親に伝えるいい機会。そんな母の日までに観てほしい、母の愛を描いたオススメ映画8作品ご紹介。

母親を愛しているからこその憎しみ
『マイ・マザー』

 若き天才監督グザヴィエ・ドランの当時19歳のデビュー作。母親と2人暮らしをしている青年ユベールは、母親のすることなること気に食わない。愛と憎しみの狭間でもがくユベールの成長を描いた本作の原題は「I Killed My Mother(私は母を殺した)」。

画像: 母親を愛しているからこその憎しみ 『マイ・マザー』

 母親の全てが気に入らないという、誰にでもある思春期の頃。母親に愛されたいし愛したいのに上手く表現することができない苦しみが、ドランのまっすぐな言葉で表現される。

画像: 映画『マイ・マザー』予告編 www.youtube.com

映画『マイ・マザー』予告編

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現代文明が生んだ奇跡の実話
『LION ライオン 25年目のただいま』

 小さい頃にインドで迷子になり、オーストラリアで養子として育った青年が、Google Earthだけを頼りに自分の家を探し出したという実話を映画化。現代でなければ叶わなかったこの嘘のような実話を、主人公サルーの葛藤や育ての親の愛、インドスラム街のリアルな姿など、さまざまな視点で描く。

画像: 現代文明が生んだ奇跡の実話 『LION ライオン 25年目のただいま』

 サルーを養子として引き取り、実の母親に会いに行くというサルーを温かく送り出すという難しい役所の母親スーを演じるのはニコール・キッドマン。そしてタイトルがなぜ「ライオン」なのか、その理由にも注目。

画像: 『LION/ライオン ~25年目のただいま~』予告編 www.youtube.com

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』予告編

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ドタバタ!母娘の絆を描いたコメディ
『フォーチュン・クッキー』

 精神科医の真面目な母テスは、ロックに夢中の反抗期中の娘アンナに頭を悩ませていた。そんなある日、2人はひょんなことから心と体が入れ替わってしまう。入れ替わったからこそ分かるお互いの知らなかった部分などを通し、母娘の絆を取り戻すコメディ映画。

画像: ドタバタ!母娘の絆を描いたコメディ 『フォーチュン・クッキー』

 主演には、同作品でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたジェイミー・リー・カーティス、そして子役から活躍する女優リンジー・ローハン。気軽に観られて、笑えてハッピーになれる作品。

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Freaky Friday

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あまりにも哀しすぎる「選択」の意味
『ソフィーの選択』

 舞台は第2次世界大戦のニューヨーク。アウシュビッツから逃れたソフィーは、ネイサンというユダヤ人と出会い恋に落ちる。2人に出会った青年スティンゴの目線から、2人の過激な恋模様を描きつつ、ユダヤ人迫害の背景なども題材にしている。

画像: あまりにも哀しすぎる「選択」の意味 『ソフィーの選択』

 ナチスに人生を狂わせられるソフィーを演じたメリル・ストリープは、アカデミー賞主演女優賞を受賞。最後のある有名なシーンで、タイトル「ソフィーの選択」の意味が分かる。その「選択」の意味はトラウマ級の哀しさ。

画像: Sophie's Choice Official Trailer #1 - Meryl Streep, Kevin Kline Movie (1982) HD www.youtube.com

Sophie's Choice Official Trailer #1 - Meryl Streep, Kevin Kline Movie (1982) HD

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反抗期でも一番の味方は母だった
『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』

 優等生の13歳トレイシーは、学校の人気者イーヴィーに憧れていた。イーヴィーと仲良くなるにつれて、彼女のファッションやメイクを真似し始め、非行の道へと進んでいく。急に他人のように変わってしまった娘トレイシーの姿に困惑する母親との対立、そして傷つきやすい繊細なティーンの姿を描く。

画像: 反抗期でも一番の味方は母だった 『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』

 じつは、悪友イーヴィーを演じたニッキー・リードの実話を基にした今作。過去に悪友に出会い非行に走ってしまったニッキーは、あえて自身に悪影響を与えたイーヴィーを演じた。

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サーティーン -あの頃欲しかった愛のこと- 予告編 -Thirteen-

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家族のカタチはみんなで作るもの
『グッドナイト・ムーン』

 ジュリア・ロバーツとスーザン・サランドンという名優が共演したヒューマンドラマ。キャリアウーマンのイザベラは子持ちの弁護士のルークと結婚するも、なかなか懐いてくれない子供たちに苦戦。ルークの元妻で子供たちの母親でもあるジャッキーと交替で子育てをすることに。

画像: 家族のカタチはみんなで作るもの 『グッドナイト・ムーン』

 家族の絆をテーマに、あえて対照的な母親像を表現したハートフルで感動的な作品に仕上がっている。素敵なセリフが詰まっているのも魅力の1つ。

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Stepmom - Trailer

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耳を疑いたくなる衝撃の実話
『チェンジリング』

 クリント・イーストウッド監督とアンジェリーナ・ジョリーがタッグを組んだ『チェンジリング』。行方不明になった息子が見つかったと言われたものの、見知らぬ少年を押し付けられたクリスティン。抗議するが精神病院に無理やり入院されられるという扱いを受けながらも、息子の生還を信じて警察と闘うなかで、衝撃的な真実が浮き彫りになっていく。

画像: 耳を疑いたくなる衝撃の実話 『チェンジリング』

 1920年代を舞台に、腐敗しきった警察組織の非道さや、母クリスティンの強さ、そして息子への変わらぬ愛が、イーストウッド監督の見事な演出で描かれる。

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チェンジリング

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お母さんに会いたくなる!
『マザーズ・デイ』

 『ニューイヤーズ・イブ』や『バレンタインデー』を手がけたゲイリー・マーシャルの遺作である『マザーズ・デイ』は、さまざまな事情を抱える家族が母の日までにどのように絆を取り戻すかを描く、ハートフルなヒューマンドラマ。

画像: お母さんに会いたくなる! 『マザーズ・デイ』

 ケイト・ハドソンやジュリア・ロバーツ、ジェニファー・アニストンなどとにかく豪華なキャストに加え、映画初出演となった『プリティ・リトル・ライアーズ』のシェイ・ミッチェルの姿も。「母への愛」を温かく描いた作品。

画像: Mother's Day Official Trailer #1 (2016) - Jennifer Aniston, Kate Hudson Comedy HD www.youtube.com

Mother's Day Official Trailer #1 (2016) - Jennifer Aniston, Kate Hudson Comedy HD

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