ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催され、数多くのセレブたちが豪華絢爛な着こなしを披露したメットガラ。
「ヘブンリーボディ:ファッションとカトリックのイマジネーション」というテーマに合わせて選んだヴェルサーチ(Versace)のワインレッドのドレスに後光をイメージしたヘッドピースを着け、まるで女神のような姿で魅了したブレイクだったが、この日の彼女のエレガントなメイクにも注目が集まった。
ドレスのカラーに合わせて、アイシャドウもリップもワインレッドでまとめていたブレイク。
彼女のこの日のメイクを担当したクリストファー・バックルが米Teen Vogueに使用コスメを紹介。ブレイクは、人気コスメブランド、ロレアルの広告塔を務めていることもあり、この日もほとんどが同ブランドのアイテムだったが、その中には、北米ではドラッグストアで1000円前後で購入できるプチプラ商品が多数。なかでも、定価9.99ドル、日本円にすると約1,090円というリップメイク用コスメが目を引いた。
唇全体にベースとして使われたのは、ツヤ感ある仕上がりのリップスティック「カラー・リッシュ・シャイン」の“ヴァ―ニッシュド・ローズウッド”という落ち着いたローズカラー。
そして、その上からほんのりとワインレッドを効かせるため、ドット状にのせられたのが「インファリブル・リップ・ペインツ」というチューブ型リップの“ビーウィッチング・ボルドー”と名付けられたダークパープル。
600時間という気の遠くなるような制作期間を要したドレスを着用していただけに、メイクにもさぞや高価なアイテムが使われているのかと思いきや、一般人でも気負いなく購入できる価格のコスメで作られていたブレイクのこの日のルック。
センスとテクニックさえあれば、プチプラコスメでも最上級のメイクに仕上がるということを実感させる美しさだった。