※この記事には映画のネタばれが含まれます。
ラストシーンの「ボクはグルート」の意味
大ヒット公開中の映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、ラストで最凶の敵サノスによって、スパイダーマンやブラックパンサーを含めた半数のキャラクターが粉々になって消えた、ファンの心を砕く衝撃のシーンで幕が閉じた。
そんなラストで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下、『GoG』)シリーズの愛されキャラであるグルートが消えてしまう直前に放ったセリフの意味が、同作で脚本と監督を務めたジェームズ・ガンによって判明した。
ヴィン・ディーゼルが声を担当するグルートは、独自の言語を話すため、セリフは「I am Groot(ボクはグルート)」だけ。劇中では、これを主に相棒のロケット・ラクーンが翻訳する。
この言語を理解できるのは、ロケットを含めた『GoG』の主要メンバーとソーだけ。
ジェームズによると、グルートが最後に発言したセリフ「I am Groot(ボクはグルート)」の意味は…、なんと「お父さん」だという。
「お父さん」に込められた意味とは
グルートが最後に言葉にした「お父さん」の真相については様々な憶測があるけれど、最も有力なのが、相棒ロケットに向けて発言したのではないかということ。
というのも、グルートは『GoG1』で一度全焼しており、次作からは燃え残った小枝から、また新たに成長している。
そのため、生まれ変わったグルートは、昔のグルートとは性格も体もまったく違う別人であるということを、過去にジェームズが暴露している。
したがって生まれ変わったグルートにとって、ロケットは相棒である以上に、育ての親でもあるため、グルートはロケットのことを「お父さん」と発言した可能性が高い。
いままでロケットに対して反抗的な態度を取ってきたグルートが、消えてしまう最後に「お父さん」と言う演出は、ただでさえ辛いラストシーンを一層胸が締めつけられるものにする。