メーガンが失う「4つの自由」
いよいよ5月19日に執り行われる、イギリス王室のヘンリー王子と女優メーガン・マークルのロイヤル・ウェディング。
アメリカの一般的な母子家庭で育った女性が異国のロイヤルファミリーにと嫁ぐという、まるで現代のおとぎ話のような結婚となるが、誰もがうらやむシンデレラ・ストーリーの裏でメーガンが失うものもいくつかある。
ヘンリー王子との結婚で、メーガンが失う自由とは?
1. キャリアの自由
下積み時代は生計を立てるためにいくつものアルバイトを掛け持ちしながら、数々のオーディションを受け、テレビドラマの小さな役柄を地道にこなして女優としてのキャリアをコツコツと築き上げたメーガン。
2011年から7年間に渡って人気ドラマ『SUITS/スーツ』で主要キャラクターの1人を演じ、ファッションセンスを活かして大手アパレルメーカーとのコラボコレクションを発表するなど、ハリウッドで成功を収めたが、2017年11月のヘンリー王子との婚約を機に女優業を引退。副業を持たないというロイヤルファミリーの慣例に乗っ取り、今後は公務に専念すると発表した。
2. ネット上での表現の自由
ロイヤルファミリーのメンバーには、ツイッターやインスタグラム、フェイスブック、スナップチャットのなどのSNSサイトで個人アカウントを所有している人物はおらず、ネット上の情報発信元となるのは王室の公式アカウントのみ。
メーガンも2018年早々にそれまで所有していたすべてのSNSアカウントを閉鎖しており、2014年に立ち上げた自身のライフスタイル・ブログ「The Tig(ザ・ティグ)」も、王子との婚約を前に読者への別れのメッセージとともに更新をストップした。
さらに英王室には一般人とセルフィーを撮影してはいけないというルールがあり、初公務の際には、ファンに記念撮影をお願いされたメーガンが「セルフィーは許可されていないの」と丁寧に断りを入れている場面が目撃されている。
3. 外出の自由
ロイヤルファミリーのメンバーが1人でふらりと公の場に姿を現すことはご法度。外出の際には、どこへ行くにも許可や護衛が必要となる。
故ダイアナ妃は生前、自分だけの時間を楽しむために頻繁にケンジントン宮殿を抜け出していたことで知られており、それに習ってか、メーガンも結婚式を目前にジムへ通うためにコッソリ宮殿を後にする姿が目撃されているが、結婚後はより監視の目が厳しくなることが予想される。
4. 服装の自由
英王室には「黒い衣装はダメ」、「明るい色を着用すること」、「ズボンではなくスカートを履くことが好ましい」、「指定のブランドを着ること」など、数えきれないほどの厳しいファッションルールが。メーガンも日々、この規定の範囲で洋服を選ぶこととなるため、以前のようには自由におしゃれを楽しめなくなる。
ヘンリー王子との婚約を発表し、同棲を開始してからは、すでに民間人だった頃とは全く違うライフスタイルを送っているメーガン。ロイヤル・ファミリーの一員となることで、これまで当たり前のようにできたことが、できなくなるという不便はあるものの、そういった生活の変化も踏まえたうえでヘンリー王子と一緒に残りの人生を歩むことに決めたのは彼女自身。限られた自由の中でメーガンがどんな風に自分らしい輝きを放つのかに注目だ。