米マクドナルドで働く女性店員10名が、同社を相手にセクハラ被害を申し立てている。
シカゴやデトロイド、ロサンゼルス、マイアミ、ニュー・オーリンズなど、全米9都市にあるファストフード店マクドナルドで働く女性店員約10名が、過去2年間に店内でセクハラ被害を受けたことを訴えている。
被害女性たちは、ファストフード店の最低賃金引上げを求める団体「Fight for $15」を通して、アメリカの雇用機会均等委員会にセクハラ被害を提訴した。
被害を訴えた女性店員のなかには15歳の少女もおり、彼女は同僚から性的なもの見せられたり、セクハラととれることばをかけられたりしたにもかかわらず、その行為をマネージャーに告発しても何もしてくれなかった事を告白。
さらに、別の被害女性は、マネージャーからセクハラを受けたことを通報した結果、勤務時間を削られたことも訴えている。
これに対して、マクドナルドは声明を発表。「どんな職場環境でもハラスメントや差別をする場所はない」とし、「マクドナルドは、セクハラ被害を深刻に受け止めています。また、店舗の約90%を占めるフランチャイズ店も同様です」と、告発を受け入れた。
(フロントロウ編集部)