完成直前にジャケ写を変更
人気ラッパーのカニエ・ウェストが、ラッパーのプッシャ・Tのニューアルバムをプロデュース。そのアルバムが5月24日にリリースされた。
そんなアルバムのリリースの直前に、カニエが大金を払ってでも成し遂げたかった大幅な変更があったことをプッシャ・Tが明かした。
このアルバムが配信される直前の深夜1時ごろ、プッシャ・Tはカニエからジャケット写真を変えたいという電話がかかってきたことをラジオ番組で告白。
その電話でカニエは、あらかじめ決めていたジャケット写真の代わりに、900万円を超える高額の写真のアートワークを使いたいと要望したという。
900万円以上する超高額の写真を提案したカニエに、プッシャ・Tは最初は反対していたけれど、その写真の内容を聞いて、ジャケット写真に取り入れることを納得したのだという。
カニエが大金を支払って手に入れたその写真とは、故ホイットニー・ヒューストンが薬物依存症に苦しんでいた2006年に撮影された、薬物が散らばった状態の自宅の洗面台の写真。
album 1 PUSHA T DAYTONA dropping 2mrw pic.twitter.com/M1UPvax5fa
— KANYE WEST (@kanyewest) 2018年5月24日
この写真のライセンス取得のために大金を支払ったカニエは、この写真が「アルバムのエナジーと絶対にマッチする」と太鼓判を押し、プッシャ・Tを説得。
これに対してプッシャは、この写真を「計算された混乱を表しているように感じる」と語り、「アルバムには、1つにまとまっているなかに混乱の部分がある」と説明し、なぜカニエがホイットニーの写真を使いたがっていたのかを明確にし、写真とアルバムに共通点があることを表した。