シンガーのアリアナ・グランデがLGBT+への理解を深めることを目的とする6月の「プライド月間」に合わせて、LGBT+コミュニティに向けた「ラブレター」を執筆。

 アリアナは、米ビルボードの企画でLGBT+の人々に向けた公開書簡を公開

 同性愛者であることをカミングアウトしている自身の兄フランキー・グランデや、過去に自分を支えてくれたLGBT+コミュニティの人々との思い出を振り返りながら、彼らが自分にとってどれだけ大切な存在か、彼らにとってどんな存在でありたいかを情熱的に綴った。その全文訳を紹介。

 LGBTQコミュニティが世の中に拡散している喜びや愛ほど感染力の強いものはありません。私はゲイの兄とともに育ちました。私にとって兄はお手本となる人物で、アイドルのような存在です。幼い頃から、フランキーがやることは何でも、私もやってみたくなる。フランキーが同性愛をカミングアウトする前と後でどんな違いがあったか、私には思い出せません。私にとって彼はいつも“フランキー”でしかなかったから。セクシャリティと性は、私たち家族にとって口にすることが難しいトピックではありませんでした。フランキーが初めてカミングアウトしたときも、私たちの祖父は平然とした様子で「おめでとう! じゃ、もうディナーに出かけようじゃないか。ワシはもうお腹がペコペコじゃ」とだけ言ったのです。  

 私に初めてメイクの仕方を教えてくれたのは、ニューヨークのゲイバーにいたドラァグクイーンたちでした。14歳でブロードウェイ・デビューし、週8回の舞台をこなしていた私にとって、公演後にゲイバーに足を運んでホイットニー・ヒューストンのカバーを披露するというのが、自宅に帰って眠りにつくまでのお決まりの楽しみでした。

 シンガーとしてのキャリアをスタートした頃、私が最も重要視していたのは、自分の音楽がLGBT+コミュニティに愛され、受け入れられるかどうかということだけでした。1メートルを超える高さのポニーテールを結った身長180センチ越えのドラァグクイーンが、私とのミート&グリート(※)にやってきて「ヘイ、ガール」と気軽に声をかけてくれることや、スターバックスでばったり会った性的マイノリティの若者たちが、私の音楽がいかに彼らに「ありのままの自分」を受け入れる勇気を与えたかを力説してくれた時の喜びに比べたら、どんなに偉大な音楽アワードも私にとっては取るに足りないものです。

※アーティストとファンとの交流イベント

 愛は音楽と似ています。両者には境界線がなく、性別やセクシャリティ、人種、宗教、年齢、名声によって限られるものではありません。愛も音楽も自由であり、すべての人がいつでも溺れられ、その一瞬一瞬を楽しめる美味しい贅沢なのです。

 私は、LGBT+コミュニティに永遠の借りがあり、これからもずっとインスピレーションの源にしていくつもりです。みなさんを勇気づけるアンセムをつくり、安らぎで包みたい。生きている限りずっと、みなさんがベストな人生を歩むための手助けができるよう願っています。私があなたたちのことを称えるのと同じように、私のことを称賛してくれてありがとう。

あなたたちを永遠に愛しています。

 世界中にたくさんのLGBT+のファンを持つアリアナ。彼女の心からのメッセージは、きっと彼らの心を震わせたはず。そして、アリアナのLGBT+コミュニティへの熱い愛は、世間の人々の理解を深め、社会全体が差別や偏見のない未来へと近づくための強い追い風にもなることだろう。

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