ビヨンセとジェイ・Zの新ツアーで登場した「エレベーター」の演出が話題になっている。
あの2枚のアルバムを引っさげ
現地時間6日にイギリスではじまったオン･ザ･ラン2・ツアーでは、2014年に離婚秒読みとまで言われたビヨンセとジェイ・Zが、その危機を乗り越えて夫婦で北米やヨーロッパをまわる。
ビヨンセは2016年のアルバム『レモネード』で浮気された女性の気持ちを歌い、ジェイは2017年のアルバム『4：44』で浮気を謝罪したが、オン･ザ･ラン2・ツアーはそんな2枚のアルバムを引っさげたツアー。そのため、ファンの間では音楽面以外でも注目を集めている。
「エレベーター事件」におわせる演出
今回は動くステージを使うなど、大型機材を投入して豪華な演出を見せている2人だけれど、そのなかでも見逃せない演出が。
それは、エレベーターを使って2人が降りてくるという演出。
ビヨンセ、ジェイ・Z、そしてエレベーターという組み合わせで思い出すのは、2014年に起こったあの「エレベーター事件」。2014年のメット・ガラ後に乗ったエレベーターで、ビヨンセの妹であるソランジュが、ビヨンセの目の前でジェイに襲い掛かったあの事件だ。
2014年のメット・ガラに参加したビヨンセとジェイ。
ジェイを殴ったり蹴ったりしようとするソランジュがボディガードに制止される映像がリークされて大事件になったのだが、この時ソランジュがキレた理由は、ビヨンセとの離婚危機を招いたジェイの女性問題だったと言われている。
そんな事件を彷彿とさせる演出を、あえて、夫婦の女性問題から復活したツアーで取り入れたビヨンセとジェイ。アルバム『レモネード』と『4：44』もそうだが、危機をビジネスに変えてきたビヨンセとジェイが、今回もビジネスカップルらしい演出でファンを沸かせた。（フロントロウ編集部）
