ラッパーのエミネムのコンサート中に鳴り響いた「銃声」に会場が一時騒然となるハプニングがあった。

リアルすぎる「銃声」に観客が震え上がる

 米現地時間の6月8日にテネシー州で開催された大型音楽フェス「ボナルー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」にメインパフォーマーとして出演したエミネム。

 最新アルバム『リバイバル』の収録曲から往年のヒット曲まで、さまざまな名曲を披露したが2000年のヒット曲「キル・ユー」のパフォーマンス中に、突然、まるで銃を発砲したかのような「バーン!」という破裂音が複数回聞こえ、何者かによる銃撃かと驚愕した観客たちが震え上がるという一幕があった。

 その際の様子を収めた動画がコチラ。

 この破裂音は、楽曲に含まれる演出上の効果音なのだが、あまりのリアルさに一部の観客たちは混乱。動画の撮影者も思わず手に持っていたスマホを落としてしまうほど衝撃を受けており、周囲には悲鳴を上げる人々もいた。

 この模様がSNS上で拡散されると、2017年10月に起き、死者50名以上・負傷者500人以上を出したラスベガスでの音楽フェス中に起きた乱射事件を彷彿とさせると非難が殺到。 「あの事件から1年も経っていないのに、フェスで銃声を効果音として使用するなんて信じられない」、「もし実際に乱射が起こった場合、本物と聞き分けられない」などの声が相次いだ。

  

銃声の正体を緊急説明

 これを受け、エミネムは、広報を通じて米Peopleに音の正体を説明。「ライブ中に演出として実際の銃声を効果音として使ったという報道は正しくありません」としながら、銃声のように聞こえた破裂音は、パイロテクニック・コンカッションと呼ばれる火薬入りの舞台装置によるもので、「これまで10年以上に渡ってエミネムやほかのアーティストたちが数々のライブでとくに問題なく使用されてきたものです」と主張した。

画像: ボナルー・フェスティバルでパフォーマンス中のエミネム。

ボナルー・フェスティバルでパフォーマンス中のエミネム。

 ラスベガスでの乱射事件にくわえ、2017年5月にはイギリス・マンチェスターで行われたシンガーのアリアナ・グランデのコンサート終了後にも乱射事件が発生し、幼い子どもを含むたくさんの人々の命が奪われたという経緯もあり、人々が以前よりも「銃声」に敏感になっているのは確か。

 ラップ音楽をはじめ、さまざまなジャンルでこれまでにも銃声を模した効果音を取り入れた楽曲が多数制作され、ステージ上でも披露されてきたが、欧米各国で発生している凄惨な銃撃事件を受けて銃規制強化が声高に叫ばれている今、聴く人にトラウマを与えたり誤解や混乱を招きかねない音源については、取り入れ方をいま一度見直すべきときなのかもしれない。(フロントロウ編集部)

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