「彼女はとても醜い」
イタリア発の高級ブランド、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)のデザイナーの1人であるステファノ・ガッバーナが、ファッションサイト「ザ・キャットウォーク・イタリア」の公式インスタグラムアカウントに投稿されたセレーナのドレスの写真に対して辛辣すぎるコメントを投下。
ステファノは、赤いドレスを着たセレーナの姿を集めた写真のコメント欄にイタリア語で「è proprio brutta!!!(彼女はとても醜い‼)」と投稿した。
この信じられないコメントが英語に翻訳されたスクリーンショットが拡散され、「これはネットいじめだ!」、「女性の外見についてSNS上で悪口を言うなんて」、「恥を知れ!」と世界中のファンたちの怒りを買っている。
しかも一番右の写真は、2011年のアカデミー賞でセレーナがステファノのブランドであるドルチェ&ガッバーナのドレスを着用した時のものだったことから、「なぜ、自社ブランドの洋服を身に着けたセレーナのことまでこき下ろす必要があるのか?」との疑問も浮上。
さらに、ステファノはコメント欄で注意してきたユーザーたちに対し、「ハハハハハ」と嘲笑するかのようなコメントまで返しており、彼のあまりにも無礼極まりない言動を受け、現在SNS上では「Boycott Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナをボイコットせよ)」というハッシュタグを掲げて同ブランドの不買運動を呼びかける声も相次いでいる。
セレーナは過去に何度もレッドカーペットやプライベートでドルチェ&ガッバーナのアイテムを着用しているだけに、ステファノが彼女に対してネガティブな感情を抱いていたというのは何とも意外。そして、それをSNS上で発信してしまう大人げなさに、セレーナのファンたちだけでなく世間の多くの人々が落胆のため息を漏らしている。
ステファノがSNS上でセレブを中傷したのは今回が初めてではなく、2017年のスーパーボウル・ハーフタイムショーでシンガーのレディー・ガガがパフォーマンスを行った際には、彼女のお腹にズームインした写真をインスタグラムに投稿して暗に太りすぎだと示唆したことも。
ステファノは、2015年の「体外授精などの人工授精法で生まれる“人工的な子どもたち”は支持できない」という不妊治療を否定するような発言や、今年4月の「我々が死んだらブランドはそこで終わり。日本人デザイナーなどに『ドルチェ&ガッバーナ』の服をデザインしてもらいたくない」という人種差別的とも受け取れる発言も問題視されており、今回のセレーナにまつわる発言もブランドの信用を失墜させる一因となりかねない。(フロントロウ編集部)