サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリードに所属するクリスティアーノ・ロナウド(33)が、以前から争っていた脱税疑惑に関する裁判を決着させるため、スペインの税務当局に1880万ユーロ(約24億1500万円)を支払うことに同意したと米スポーツ系メディアESPNほか各種メディアが報じている。
2011年から2014年にかけて自身の肖像権収入を隠ぺいして1470万ユーロ(約19億円)の脱税を行った疑いで起訴されたクリスティアーノは、2017年8月にマドリード近郊の裁判所に出廷。「スペインの税務局には私の収入の詳細をすべてを提示している。何も隠していないし、脱税をするつもりは全くない」と自身の潔白を訴えていた。
司法関係者の証言によると、今回の判決には執行猶予2年も含まれているが、スペインの法律では一般的に懲役2年以下の刑で収監されることはない。
スペイン税務当局との取引が成立したのは、奇しくも、日本時間6月15日に行われたFIFAワールドカップ・ロシア大会でのクリスティアーノが代表として出場する母国ポルトガル対スペインの試合当日だったため、海外のサッカーファンたちの間で「因縁を感じる」とちょっとした騒ぎに。結果はクリスティアーノがハットトリックを決める大活躍を見せたものの、引き分けに終わっている。(フロントロウ編集部)