23回目の来日となったトム
7月18日にジャパンプレミアが行われる映画『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』。
このイベントに先駆けて、来日記者会見が行われた。
約2年ぶり、23回目の来日となったトムは、「日本に戻って来られて本当に嬉しく思っている。家に戻ってきたような気がするし、今回このように仲間と一緒に来られたことが嬉しい。この後のプレミアが待ち遠しいよ」とコメントし、親日ぶりをアピールした。
また、トム演じるイーサンの前に立ちはだかる敏腕CIAエージェントのウォーカーを演じたヘンリー・カヴィルは、同作について「トムとマッカリー(監督)と仕事をできたことが最高だった。学ぶことも多かったし、シリーズの新しい仲間にくわわれて嬉しい」と感激の気持ちを表した。
さらに会見では、日本でも大きく取り上げられた、同作の撮影中に起こったトムの骨折事故についても言及。
「あのシーンで骨を折ったんだ。飛び移るときに壁にぶつかったんだけど、その途端折れたと思った。でもその後、我慢して走ったよ(笑)。映画には、実際のそのシーンが使われているんだ」と明かし、「医者に診てもらったら9ヵ月かかると言われた。だけど僕は、6週間で撮影に戻ると伝えたんだ。そして、実際に6週間で戻った。その後、ロンドンでの撮影で、全速力で走ったよ(笑)」という、驚異的なエピソードも話してくれた。
そんなトムの骨折の話に入ってきたのは、ヘンリー。「トムの怪我についてはかなり重要なことだけど、怪我したのは彼だけではないんだ」と神妙な面持ちで話し始めたヘンリーは「僕は紙で手を切って、3週間撮影を中止したよ」とジョークを飛ばし、スーパーマンを演じたこともあるヘンリーのおちゃめすぎるエピソードにトムをはじめ会場は爆笑の嵐に。
予告編でも流れるトムが減りから落ちるシーンについても話は盛り上がり、サイモンは衝撃のシーンを見た当時の心境をこう明かした。
「レベッカ(・ファーガソン)と一緒に、トムのヘリスタントのシーンを見ていたんだ。その当時は、彼がヘリから落ちることを知らなかったから、その様子を見てかなり驚いた。そして、残念ながら今日は早く撮影が終わることになると思ったんだ」と語った。
マッカリー監督も、その時のことについて「ヘリからぶら下がっている荷物にトムが落ちたときに、ラジオ無線上でスタッフが、トムを失った!とパニックを起こしていたんだ」と明かすも、トムは「とても楽しかったよ!でも、みんなは楽しくないよね(笑)」とあっけらかんと振り返った。
終始笑いの絶えない会見では、キャストと監督の仲の良さがつたわり、絶妙なチークワークが、劇中ではスリリングな映像で見ることができる。
そんな映画『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』は、8月3日(金)に公開予定。(フロントロウ編集部)