ソーシャルメディアを中心に「ヒーロー」として話題になっているのが、トルコ在住のオヌル・アルバイラクという男性フォトグラファー。
ある結婚式でフォトグラファーとして雇われたオヌルは、会場につくと、まだ少女に見える花嫁の存在に気づく。気になって花嫁の年齢を聞くと、「15歳」という答えが返ってきたという。
オヌルは、「2週間ほど前に花婿がひとりでフォトスタジオに来たのです。花嫁の姿は挙式で初めて見ましたが、彼女は子供でした。震えていて、恐怖心がこちらにも伝わってきました」と、Daily Newsに明かした。
「子供の花嫁の写真は撮れない」と拒否したオマルが会場を去ろうとすると、契約を反故にされたと激怒した花婿がオマルを襲って大ゲンカになり、最終的にオマルは花婿の鼻を折ったという。
現地の報道によると、オマルはフェイスブックでこの事実を認め、「事実でなければ良かったが、事実です。もしまた同じ状況になったら同じことをするかって聞かれたら、答えはイエスだ。子供を花嫁にすることは児童虐待であり、地球上のどんな力も、ウェディングドレスを着た子供の写真を僕に撮らせることはできない」と語ったという。
トルコでは結婚ができる年齢は男女ともに18歳。未成年と結婚した場合は実刑判決を受ける可能性があるが、幼い少女を結婚させる行為は未だに行われており、トルコで社会問題となっている。(フロントロウ編集部)