全身90%がタトゥーの男
以前フロントロウでもお伝えした、ポーランド在住のアダム・カーリーケール(32)は、体の90%にタトゥーを入れていることで、一躍世界から注目を集めた存在。
がんの闘病生活によるうつ症状を抑えるためにタトゥーを入れ始め、がんが治った後は病人のように顔色が悪くなってしまったことから、その青白い肌を覆うように全身にタトゥーを入れたというアダム。今では体のほとんどの部分にタトゥーが入っている。
そんな彼が先日メキシコに飛び、男性器と乳首を切除。当初一部では、タトゥーの邪魔になるから切除したと報じられたが、その後アダム本人が、「以前から自分は、男性と女性の間の存在であるnullo(ヌロ)だと感じていました」と、その理由を告白した。
アダムのインスタグラムには、手術後の写真や動画が数多く投稿され、大手術だったことを物語る痛々しい姿が公開されたが、本人は「最高の人々、最高の病院、最高の医療」と、満足の様子だった。
しかし1ヵ月と経たない内に、ヨーロッパに戻ったアダムから衝撃の報告が。それは、行った切除施術を元通りにしたいということ。
手術のせいでカテーテル無しでは排尿できなくなったアダム。さらに、胃腸炎、嘔吐、痔など様々な症状が現れており、医師には、尿路と前立腺に深刻な感染症が起きていると診断されたという。
クラウドファンディングサイトでこの事実を報告したアダムは、「自分には貯金がなく、健康状態に回復の兆しはありません。毎日嘔吐しており、継続的な鋭い痛みのため睡眠も取れず、鎮痛剤も効きません。9年前の結腸がんのせいだと思われます」「あなたの助けなしには、これからの医療費を払うことができません」と語り、合計約300万円の支援を求めた。
現地時間の8月1日に開設されたこのクラウドファンディングのページ。1日で17人から約4万円が集まっている。(フロントロウ編集部)