9月7日にアルバム『エジプト・ステーション』を発売することが決まっているポール・マッカートニーは、すでに新アルバムから先行して「アイ・ドント・ノウ」と「カム・オン・トゥ・ミー」をリリース。約5年ぶりのアルバムから先行して公開されたシングル曲は、ビートルズやウィングスを彷彿とさせるサウンドと現代的なサウンドがミックスされ、ポールらしい楽曲に仕上がっていると話題を呼んだ。
そして今回、再び新アルバムから先行して「ファー・ユー」がリリースされた。今回リリースされた「ファー・ユー」は、ポップなサウンドが特徴的で、思わずノッてしまいそうになる楽曲。新アルバム『エジプト・ステーション』に収録されている楽曲は、すべてグレッグ・カースティンと制作しているけれど、唯一「ファー・ユー」のみライアン・テダーとスタジオ入りしたと明かしたポール。
その制作プロセスについて「僕らは色んなアイディア、メロディー、コードの小さな部分を考えながら、徐々にそれが形になった。それから、ストーリーの意味が通るようにしていった。『さあ、出ておいで、ベイビー、自分のことを話して、真実を言って、君の事を知りたいよ』という感じで。それが基本的なアイディアで、そこから発展させていったんだ。ラブソングのひとつだけど、淫らなラブソングさ」と語った。
アルバム収録曲の発表方法が粋
そんなポールは新アルバムの収録曲を現代的な方法でお披露目。その方法とは、インスタグラムやツイッターを使うという方法。ポールは曲順のとおり、楽曲の名前が書かれた絵を1枚1枚SNSに投稿するという粋な方法で、全16曲のトラックリストを公開。
今回のアルバムは、古巣キャピトル・レコーズへの移籍後はじめてのフルアルバムのため、ポールも相当気合が入っているよう。そんなファン待望の5年ぶりのアルバム『エジプト・ステーション』は、9月7日に発売され、10月、11月には来日公演が控えている。(フロントロウ編集部)