ディズニー・チャンネルの人気オリジナル・ムービー『ティーン・ビーチ』シリーズのタナー役などで知られる俳優のギャレット・クレイトンがゲイであることを告白。同性の恋人の存在も明かした。

 『ティーン・ビーチ』シリーズやライブ版『ヘア・スプレー!』などのミュージカル作品への出演をキッカケに、ザック・エフロンを彷彿とさせる甘いマスクと歌声でブレイクしたギャレット・クレイトン(27)。

 最新主演映画『リーチ(原題)』で学校内でのひどいいじめに耐えられず、自殺を考える主人公を演じるギャレットは、10月に予定されている同作の北米公開に先駆けて、インスタグラムで公開した1枚のセルフィーとともにこの作品にかける自身の熱い想いを綴った長文コメントを投稿。

 冒頭で「『リーチ』の公開が近づくにあたり、僕がなぜ、このプロジェクトに参加しようと決めたのかを説明することが重要だと思いました。『リーチ』は僕個人にとっても深刻かつタイムリーで、みなさんの人生にも大きな影響を及ぼす問題について扱っています」と語った彼は、まずは、今回の告白をインスタグラム上で行うことに決めた理由について「雑誌やテレビのインタビューなどで語るよりも、自身を応援し、見守ってくれるファンたちとの距離が最も近い方法で自分にとって最もパーソナルな事柄を伝えたいと思っいました」と説明した。

画像: 映画『リーチ』のポスター。 ©Reach via imdb

映画『リーチ』のポスター。 ©Reach via imdb

 つづけて、ギャレットは、「『リーチ』の台本を始めて読んだとき、絶対に自分が参加するべき作品だと直感しました。僕自身、自分の親族の自殺を経験し、高校時代には激しいいじめに遭っていました。そして、さらに、僕と僕の長年の恋人である男性のブレイク・ナイトは、それぞれ故郷の学校で銃乱射事件が起きるという経験もしています」と恋人で脚本家のブレイク・ナイトの存在を公表しつつ、彼らが過去に経験した辛く悲しい出来事にも言及。

 「僕たちは、被害を受けた人々が凄惨な事件により心に傷を負う様子を目の当たりにしてきたのです。これらのトピックは話題にすることさえも簡単ではなく、いつも僕の心に潜めていたものです。作品が取り上げる問題の深刻さゆえ、このことをみなさんにシェアしたいと思いました。この映画は、これらの問題について注意深く思慮を巡らせた人々が作り上げた作品です。もしこの作品を見ることで、たった1人でも誰かが救われるなら…。すべての努力は報われると信じています」と多くの人々に作品を見て欲しいと締めくくった。

 ギャレットとブレイクは、以前からお互いのSNSに登場するなどしていたものの、交際を公にはしておらず、今回のギャレッドの告白で初めてカップルであることを認めることとなった。(フロントロウ編集部)

6月にギリシャ旅行に出かけたギャレットとブレイク。

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