アメリカで「ほぼシースルー」のロブスターが捕獲された。
ロブスターの名産地として知られる米メイン州の港町ストーニントンで甲羅部分がほぼ透明なめずらしいロブスターが発見された。
発見者となった漁師の男性が、フェイスブックを通じて、表面がうっすらと白みがかった半透明の殻で覆われたロブスターの写真を公開。
通常ロブスターの収穫時の色というと、赤黒いのが主流だが、このロブスターは半透明の殻のから、ほんのりと青みと赤みの両方を帯びた内部が透けて見えるという不思議な姿をしている。
別名「ゴーストロブスター」とも呼ばれるこのほぼシースルーのロブスターは、遺伝子の突然変異などで先天的にメラニン色素が薄い「アルビノ種」の1つであると考えられており、その発生率はおよそ1億分の1匹と言われている激レア種。写真を見た人々からは、「美しい!」、「何か良いことが起きる予兆なのでは? 」などと様々な反応が寄せられている。
ちなみに、「このロブスターは獲って食べるにはまだ小さすぎる」と判断した発見者の男性は、自宅に持ち帰ることなく、そのまま海へ返還。「ほぼシースルー」のロブスターは今もメイン州の海のどこかで平和に暮らしている。(フロントロウ編集部)