手の「位置」と「不自然な動き」に批判殺到
現地時間8月31日、米ミシガン州デトロイトのグレーター・グレイス・テンプルで行われた故アレサ・フランクリンの葬儀で追悼パフォーマンスをおこなったアリアナ・グランデに対し、セクハラと見なされる不適切な行為をしたとして牧師が非難を受けている。
“事件”は、葬儀に参列していたビル・クリントン元米大統領や妻のヒラリー・クリントン、ミシガン州知事やデトロイト市長らをはじめ、各界の著名人たちが見ている前で起きた。
アレサの代表曲「ナチュラル・ウーマン(A Natural Woman)」を歌い終わったアリアナを、この日司会を務めたチャールズ・H・エリス3世牧師が、彼女の“腰”ではなく“胸”のあたりに手を回しステージ中央に誘導。
胸の横に位置した牧師の手が胸を揉むような不自然な動きをすると、アリアナが少しこわばった表情を浮かべる場面も。
距離をとろうとアリアナが体をそらすような仕草を見せるも、牧師は彼女の体に触れた手を放そうとはせず。おまけに困惑の表情を浮かべるアリアナをよそに、牧師は「グランデという名前を聞いて、(ファストフード店の)タコベルの新商品かと思った」という、失礼なジョークまで飛ばす始末。
案の定、この一部始終を見ていた人たちから、牧師の行為は「明らかにセクハラだ」といった批判が殺到。
後日、事態を重く見た牧師は、「誰かの胸を触ろうなんて思ったことは1度もありません。彼女の体に腕を回していたから、そう見えてしまったのかもしれませんね。あの日、私は男女すべての出演者とハグをしました。でも、少しなれなれしすぎたかもしれません。そのことについて謝罪します」と、自身の行為について弁明した。
ちなみに、アリアナはこの件について一切コメントをしておらず、沈黙を貫いている。