米現地時間9月8~9日にロサンゼルスで開催されたクリエイティヴ・アート・エミー賞が開催され、シンガーのジョン・レジェンド(39)が米NBCで放送されたミュージカル特番『ジーザス・クライスト・スーパースター・ライヴ・イン・コンサート』でバラエティ・スペシャル部門賞を受賞した。
これまでのキャリアにおいて、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞を受賞しているジョンは、今回の受賞によりエミー賞も制し、米エンターテイメント業界において最も栄誉ある4大アワードを制覇したことになる。
4つのアワードを制することは、それぞれのアワードの頭文字をとって「EGOT(Emmy、Grammy、Oscar<※>、Tony)」と呼ばれ、この快挙を達成したのは、黒人男性としてはジョンが史上初。
※アカデミー賞の愛称「オスカー」から来ている。
現在までにこの偉業を成し得た人物は、今回のエミー賞でジョンと同じく『ジーザス・クライスト・スーパースター・ライヴ・イン・コンサート』で受賞した作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバー、作詞家のティム・ライスを含む13名しかいない。
インスタグラムで授賞式後のレッドカーペットで撮影したアンドリューとティムとのスリーショットを公開したジョンは、「雲の上にいるような信じられない気分」などと喜びを表現していた。
ジョンはこれまでにのグラミー賞を10部門で受賞しているほか、2015年には映画『グローリー/明日への行進』に提供した「グローリー」でアカデミー賞の歌曲賞を受賞。2017年にはプロデュースを手がけた舞台『ジトニー』がトニー賞のリバイバル作品賞を受賞している。
ジョンの妻でモデルのクリッシー・テイゲンが公開した帰宅後の彼の様子を撮影した動画には、壁に設置されたトロフィー専用の棚に今回授与されたトロフィーを追加し、満足気な表情を浮かべるジョンの姿が映っていた。(フロントロウ編集部)