「ゲイの俳優がいない」
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でジョン・スノウ役を演じたキット・ハリントンが、『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベルのヒーロー映画にLGBT+の俳優がいないことを問題視するコメントをした。
「男らしさと同性愛者がどうも手を取り合うことが出来ないことに大きな問題がある」と問題提起したキットは、「マーベル映画でヒーローを演じるゲイの俳優がいない。いつそれが変わるのだろう?」と、マーベルの映画にLGBT+の俳優がヒーローとして起用されないことについて疑問を投げかけた。
キットの発言は、新作映画『The Death and Life of JohnF. Donovan(原題)』のために参加したトロント国際映画祭のインタビューに応じた時に口にしたもの。
ストレートのキットが、同作でゲイであることを秘密にしている男性役を演じたことから、それに関連してマーベル映画にLGBT+の俳優が欠けていることについて発言したよう。
キットの発言を受けて、共演者の女優タンディ・ニュートンは「(LGBT+の俳優をキャスティングする動きが)すでに起こっているけれど、私たちはそれをもっとプッシュしていかなければいけないわね」とコメントを添えた。
マーベルMCU映画では、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のテッサ・トンプソンが、本編ではカットされてしまったけれど、自身が演じた女戦士ヴァルキリーがバイセクシュアルであることが判明するシーンがあったことを明かしていた。
また、トム・ヒドルトンが演じたロキも原作でバイセクシャルとして描かれているが、それが分かるシーンはない。
ちなみに、キットの代表作である『ゲーム・オブ・スローン』には、LGBT+のキャラクターが多く登場し、実生活でLGBT+の俳優も起用されていた。(フロントロウ編集部)