ジェンダー・ステレオタイプが女子・男子の選択肢を制限しているとして問題視されているなか、海外セレブたちの間ではジェンダー・ステレオタイプのない子育てを選ぶ人々が増えている。(フロントロウ編集部)

ジェンダー・ステレオタイプとは

 ジェンダー・ステレオタイプとは、「男の子はブルーで、女の子はピンク」「男の子だから泣くな、女の子だから行儀よく」といった、男子・女子に対して社会が持つ先入観や価値観のこと。

 近年、これが男女両方の行動や考え方を制限しているとして、ジェンダー・ステレオタイプの少ない社会、つまり「Gender Neutral(ジェンダー・ニュートラル=どちらのジェンダーにも偏らない中立の状態)」な社会を求める声が増えている。

画像: ジェンダー・ステレオタイプとは

 「男の子は自然と男の子が好きなものに興味を持つ」と反論する声もあるが、大人が知らず知らずのうちに男女の区別を子供に教えている可能性を示唆したのが、2017年にイギリスで行われた実験

 男女の赤ちゃんの洋服を交換した実験に参加した被験者たちは、ワンピースを着た赤ちゃんとは人形やぬいぐるみで遊び、ズボンを着た赤ちゃんとはパズルや車のおもちゃで遊んだのだ。この実験から、社会にある「男の子はこう、女の子はこう」というステレオタイプのせいで、幼い頃からジェンダーが選択肢や可能性をコントロールしている可能性が明らかとなった。

画像: こちらは女児だが、男児だと勘違いした被験者はパズルや車のオモチャを与えた。©BBC Stories

こちらは女児だが、男児だと勘違いした被験者はパズルや車のオモチャを与えた。©BBC Stories

画像: こちらは男児だが、女児だと勘違いした被験者はぬいぐるみや人形を与えた。©BBC Stories

こちらは男児だが、女児だと勘違いした被験者はぬいぐるみや人形を与えた。©BBC Stories

ジェンダー・ステレオタイプのない子育てをするセレブたち

 子供にはジェンダー・ステレオタイプに制限されない生き方や考え方をしてほしいと、“男の子・女の子らしい/だから”という考え方にとらわれない子育てをしているセレブたちがコチラ。

ゾーイ・サルダナ

画像: ゾーイ・サルダナ

伊アーティストのマルコ・ペレゴとの間に3人の息子がいる映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のゾーイ・サルダナは、「うちはジェンダー・ニュートラルな家庭よ。伝統的に女性に与えられてきた仕事の多くを夫がこなし、テレビを組み立てたり物を直したりっていう“男の仕事”を私がこなすこともある。ジェンダーに縛られない家庭だと思う。男児だろうと女児だろうと、こういう環境で育てることはすごく大事だと思っているから」明かした

アンジェリーナ・ジョリー

画像: アンジェリーナ・ジョリー

俳優のブラッド・ピットとの間に、養子と実子を含めて6人の子供がいる女優のアンジェリーナ・ジョリー。2014年のラジオインタビューで子供の興味について聞かれた時に「子供から示されるまでは、本当のことは分からないものよ」答えたアンジェリーナは、洋服から趣味まで、何を選ぶかは子供に導かせているという。

ブライス・ダラス・ハワード

画像: ブライス・ダラス・ハワード

映画『ジュラシック・ワールド』のブライス・ダラス・ハワードと俳優のセス・ガベル夫妻は、2012年に誕生した第2子である長女には、「女の子だからドレス」というやり方を取らない心がけをしたという。「最初は、長男からのおさがりを着せる手法を取ったわ」と明かしたブライス。「娘の方から私に方向性を示してくれるまで待ちたかったのよ」と語り、娘が自分で判断できる年齢になるまで影響を与えずに見守ったという。

キーラ・ナイトレイ

画像: キーラ・ナイトレイ

女性のあるべき姿というジェンダー・ステレオタイプを植えつけてしまうという理由で、ディズニーのアニメ映画の一部を家庭で禁止しているのは、ディズニー社の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキーラ・ナイトレイ。「まず『シンデレラ』は禁止よ。困難な状況に置かれた時に、娘がお金持ちの男に救ってもらおうとするかもしれないから。そんなのダメよ。自分の力でどうにかしなくちゃ」語った

オリヴィア・ワイルド

画像: オリヴィア・ワイルド

コメディアンのジェイソン・サダイキスとの間に4歳の息子と2歳の娘を持つ女優のオリヴィア・ワイルドは、「娘はピンクのものならなんでも自分の、ブルーならなんでもお兄ちゃんのだと思っているの。まだ2歳なのによ!」と驚き、「せめて今回のように、娘が自分で自分を制限する考え方をしないように育てていこうって誓ったわ」告白

アデル

画像: アデル

2012年に母になったシンガーのアデル。2015年に息子についてインタビューで聞かれたアデルは、「これからが楽しみ。彼がどんな親友を作るのか、どんな彼女か彼氏を作るのか、どんな映画を好むのか…。息子がしたいことやなりたいものが何であろうと、私は応援するわ」と語り、男の子だから女の子が好きなはずだという固定観念は持たずに息子と接していることを明かした。

メーガン・フォックス

画像: メーガン・フォックス

長男のノア君がディズニープリンセスのドレスを着ている姿を目撃され、一部の人から「非常識」「ゲイになる」などと批判された、女優のメーガン・フォックスと俳優のブライアン・オースティン・グリーン。これについてブライアンは、「息子は4歳だ。ドレスだろうが、ゴーグルだろうが、スリッパだろうが、着たいものを着る」「とくに、4歳か5歳の時は何ごとも楽しむべきだ。ドレスを着ても誰にも危害が出ないんだから、いいじゃないか」と、夫妻の子育て観を語った

 ジェンダー・ステレオタイプに縛られない、よりジェンダー・ニュートラルな子育てをする親が増えている海外。企業側でも動きがあり、アメリカでは、量販店のターゲットが「男の子のオモチャ」といったジェンダー表記を売り場からなくすことを発表。イギリスでも、百貨店のジョン・ルイスが2017年から子供服にジェンダーを記載しないで販売している。(フロントロウ編集部)

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